絶品天麩羅を堪能した後はJR上野駅から新宿駅を経由して京王堀之内駅へ。そこから徒歩で、さすがに2回目なので迷うことなく約10分で、15時20分過ぎにお店に到着すると店内待ちが1名。食券を購入し待ち席に腰掛けていると程無く空いた席へ案内されました。
小つけ麺、野菜大蒜脂。
黄色が掛かってストレート形状の麺。
先ずはプレーンなものを一啜り。
プリプリとした強めの弾力と小麦粉の風味が舌と鼻腔にダイレクトに伝わってきます。
つけ汁をたっぷりと纏わせて。形状からそれ程絡みが良いという訳ではありませんが、さらにツルッとした表面の滑らかさと、それによる喉越しの良さが感じ取れます。
つけ汁丼には、野菜と大蒜と豚と脂。
野菜は浅めの茹で加減で、パキッとしたもやしの歯応えと色鮮やかなキャベツが記憶に残ります。
麺と共に。食感の違いが際立って、よりそれぞれの魅力に引き付けられます。
豚は薄く切られたものが2つ。
赤身がほぼ全てを占め、歯を入れると繊維に沿って裂けながらもしなやかな肉質で噛み応えも持ち合わせていた豚。
脂身が適度に含まれて甘さを感じ取れた豚。
ごまと唐辛子が浮かぶ、温かいつけ汁。
酸味と僅かな辛味そして塩味により醤油の存在を感じる、逆に言えば乳化スープの特長を受取りにくい、サッパリとした後味。野猿らしさは薄い、というのが正直な感想。
ガリっとした大蒜はほんの少し。
脂は甘味のある固形物が惜しげもない量。
9分程で完食。もちろん、つけ麺自体の味に不満は無いのですが、普段味わうことの出来ない濃厚な乳化スープこそが、私が八王子野猿街道店2に求めるものだという事実がはっきりと分かった一杯でした。
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