1月下旬の土曜日、まん延防止等重点措置が実施された直後のことです。開店直後に入店できるよう到着しその後は立石巡りをと計画するも、目は覚めていても起き上がることが出来ず、結局到着は13時06分。その時点で36人の行列が形成されており、後続に15人が続いた14時10分に入店し、その9分後にラーメンが配膳されました。また、私が丼を上げた、店外に6人の行列が残る14時32分に、店主さんから助手さんに閉店する旨が伝えられていました。
大ラーメン、野菜大蒜脂。
9分程の茹で時間だった麺。
もっちりとして最後にプチっとした歯応えを残した食感で、散漫さがなく味の詰まりを感じさせてくれました。
久しぶりの白胡椒。味全体が引き締まった感じがしました。
他店よりも細いもやしの存在感が強い熱々の野菜。後半は濃くなりがちな味の調整役を担うことに。
しっとりとしてしつこさの無い赤身の周囲に、僅かにプルっとした脂身を備えた端豚。
その厚さを忘れさせる位に容易にほぐれた豚。
どちらかの豚から剥がれ落ちたのかと思っていましたが、みっしり肉質の端豚だったこともあり単独の3つ目だったのかも?
脂と豚による強固なガードを突き破るような醤油の鋭さが際立っていたスープ。
終盤はしょっぱさが全てに勝っていました。
ツンっとした辛味をもっていた大蒜。
ほぼほぐし豚で構成された固形脂。丼の縁に落ちていた脂は頂上から零れ落ちたもの?
およそ12分で完食。残り13人分の提供にも関わらず、タッパーに保管されていた大量のラードが寸胴に加えられる様子を眺めながら店主さんと助手さんにお礼を言い、次の目的地へと向かいました。