LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

道具箱の修理Vol.4

2014-02-11 15:45:36 | 骨董
先月にさかのぼりますが、高山市本町では毎年1月の24日に「二十四日市」が開催され、
様々な食料品、日用雑貨が売られます。

私はいつも、籠、金物そして刃物など、昔ながらのデザインの日用品を買うのを楽しみにしています。

市に、一軒だけ骨董品を扱うお店があります。

古い箱を売っていただきました。



少し割れがあり、塗りが剥げていたので「半額でいいよ。」ということで、
格安に入手し、自分で補修することにしました。

割れは、難なく木工ボンドで接着して直しました。

さて、塗りの剥げですが、顔料とラッカーを塗ろうか、
それともダーク色のオイルにしようか、それともオイルステンを塗ろうか悩みました。

ちょっと考えて、真っ黒なので(本体が)いっそ墨を塗ったらどうかな、と思いました。



墨のつやのない感じがしっくりいきました。

つまみが一つ外れていました。



インド製の銀のパーツがあったので付けることに。



蓋を開けると2段になっていて、薄い抽斗が2杯付いた箱。



なんの箱だったのかな、と考えたのですが、おそらく「文箱」だったと推測します。
筆や墨、硯が一式入るようになった箱だったのではあるまいか。

そう考えると、塗料に「墨」を使ったのは、正解だったんじゃないかと思います。

二十四日市では他にもいくつか刃物を買いました。
「肥後の神」という商標のロングセラーのナイフ、真鍮の鞘に入った昔ながらの小刀、
そして木の鞘の万能ナイフと、3丁の刃物を買い求めました。

カルトナージュに必要なハードな道具一式を一同にしまうことができる道具箱。
買ったその日から、いつも座る場所のわきに据えて活躍してもらっています。



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