LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

竹の物指し

2014-02-19 12:33:09 | 骨董
古い竹の物差しを持っています。

箱の修理が済んだので、次に前から直そうと思っていた竹の物指しを修理します。

鯨尺がこのように割れていました。



こちらは、ごみの収集場所に捨ててあったのを拾い上げたものです。
長年使われて、役目を終わったと思われたのでしょうか。

割れを治せばまた使える、と思いました。



割れた個所に竹のヘラを使って
塗れていない所のないようボンドを塗ります。
乾くまで、テープで固定します。



4本の修理完了。



裁縫箱の横の瓶に立てて収納しています。

鯨尺の寸と尺というのは、着物を仕立てるときの単位なので、
普段は使わないようでいて、いまだに着物を仕立てるときには
この単位が使われています。

寸と尺が「何センチだっけ?」と思ったら、「御へ良臺」(へら台)を開きます。



この様に、一寸=3,8センチと換算された数字が表になって示されています。

布を経つ時、着物を仕立てる時くらいしか使うことはありませんが、
鯨尺を含めたこれらの古い竹の物指しを、これからも大切に使おうと思います。







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