LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

Blue & White

2007-10-12 18:05:28 | インテリア
青い色のお皿(Blue&white)が好きです。

和、洋、漢 混ぜこぜで、気に入ったものを少しだけ持っています。
忙しい時はつい即席料理だったり、お漬物も自分ではなかなか作れなくて
スーパーで買ったりしがちですが盛り付け方と器選びで結構ごちそうに見えるので
お皿ってあなどれないな、と思っています。



文字の入ったお皿と、野菜の絵のお皿は特にお気に入りでよく使います。
麻の葉の刺し子のランチョンマットは自分でちくちく刺して作りました。
何枚か作ろうと思ったんですが1枚で断念し、カップボードの中で
お皿敷きとして使っています。


 
私は文字の入ったものが好きなようです。
こちらは景徳鎮の大きなお皿で、中国の文字の”寿”の意味の字が
一文字真ん中に、周りはぐるりといろんな字体の“寿”の字が
いっぱい並んでいるのが気に入りました。渋谷の中国のインテリア雑貨の
お店で買い求めたものです。(たしか2000円くらいでした。)

字の周りに”こうもり”の文様がありますが、中国ではこうもりは
「福」の象徴として良く使われる文様です。(ちょっと気持ち悪いですか。)



中華料理をよそうのには、やはり中国のお皿がいいと前々から思っていたので
はりきって”ニラ団子”を作りました。
ちょいと生地が厚くなってしまい皮が”スイトン”のようになってしまったんですが、
そこは手作りのご愛敬というものです。



Willow Patternのお皿を少しだけ持っています。
もともとはイギリスのいくつかの窯で焼かれていました。
日本でもレプリカが作られ、今も製造しています。
時々、下北沢のアンティークショップで日本製Willowを見かけます。

実はWillowのお皿には、ロマンチックなストーリーが描かれています。

”Khoon Shee”という名の美しい娘には”Chang”という名の恋人がおりました。
ところが、二人は身分が違うため一緒になることを強く反対されていたのでございます。
どうしても一緒になりたいと、二人は駆け落ちを決意します。
船に乗って島の”Pagoda”へと逃げていきました。(絵皿の左上に見えるちいさな塔の屋根のお家です。)
「逃がしてはなるものか。」と三人の官が追いかけます。(橋の上を巻物などを手にしながら追っかけています。)
しかし”Pagoda”は焼き打ちに会い、二人は死んでしまうのです。
神様は不憫に思い二人を二羽の鳩にしました。
この世で一緒になれなかった二人は、二羽の鳩になって
Willowのお皿の上で永遠に飛び続けるのでありました。(Leslie Bockol:Willow Wareより。)
というのがWillowに込められたLegendです。


Willowのテーブルウェアーはイギリスの一般家庭で使われていました。
ティム・バートンの映画”スリーピー・ホロウ”の中でも使われていましたよ。



同じく古くからのイギリスの窯”Burleigh社”の「Asiatic Pheasants」(アジアの雉子)のカップ&ソーサーを
20年以上ずっと愛用しています。
イングリッシュティーを楽しむ時はこのC&Sと決めています。
器とおなじパターンのBurleigh社のティータオルを見つけたので
ペアで使っています。

たくさん食器を持っているわけではないんですが、
伝統的な器は(私のは決して高級品ではありません。)飽きが来ないのです。
同じものを大切にして使っていますし、これからもずーっと使い続けるだろうと思っています。



大切なお皿を迂闊にも割ってしまうときがあります。
そんなときは割れたお皿を庭の飾りにすることにしています。
”Burleigh”のお気に入りのお皿は、器の役目を終わり
青いお花の脇でしっかりお庭のアクセントになってくれています。