ヤフーの記事である。
波紋広がる花巻東・千葉の「カット打法問題」
かつての当事者G阿部の父も激白
夏の甲子園は前橋育英(群馬)の初優勝で幕を
閉じたが、“カット打法問題”の波紋は広がる
ばかりだ。
身長156センチの小兵にして、ファウル狙
いにもみえるカット打法で準々決勝までの3試
合で5四球を稼ぎ、打率7割(10打数7安打)、
出塁率8割を誇っていた花巻東・千葉翔太外野
手(3年)が準決勝前日に突然、審判部から
“あの打法はスリーバント失敗とみなす”と通
告され、特技を封じられたまま出塁できず敗退
したもの。
審判部の判断の根拠は、高校野球特別規則17
項。「打者が意識的にファウルするような、い
わゆるカット打法は、そのときの動作により、
審判員がバントと判断する場合もある」と書か
れている。高校野球限定のルールで、もちろん
プロでは問題にならない。
くしくも、このルールが設けられたきっかけに
は巨人・阿部慎之助捕手の父、東司さん(58)
がかかわっている。
1972年8月13日。夏の甲子園1回戦の東
洋大姫路(兵庫)-習志野(千葉)。初回に姫路
の9番打者がカット打法でファウルを2度打った
ところで、習志野の捕手だった東司さんは思わず
「ひきょうなまねはやめろ!」と一喝。球審も打
者に注意を与え、直後フルスイングで空振り三振
に終わった。
球審は「いくら特殊技術といっても、打つ意思
が見られない。これは打つという打者の本分から
外れているから注意した」とコメントした。
実はこの9番打者は兵庫県予選でも6試合で12
打数無安打だったが、10四球、7得点を稼ぎ、
そのカット打法は大会前から評判になっていた。
ところが、だ。当事者の1人である東司さんは
「あのときは右手と左手を離したまま打っていた
から、『これはバントでしょう』と球審に言った。
しかし千葉君は、構えているときは両手が離れて
いるが、振る瞬間はしっかりくっつけて打ってい
た。かつての近藤和彦さん(元大洋)の“てんび
ん打法”に似た形。問題はないし、むしろ高い技
術だと感心して見ていました」と証言する。
「千葉君の打ち方だったら、私も文句は言いま
せんでしたよ」とも断言した。
「プロにああいうのがいてもいい。欲しい」と
絶賛していた巨人・川相昌弘ヘッドコーチも改め
て、「バットに当てようとしても、当てられない
選手はいくらでもいる。あれも技術だと思うけど
ね。準決勝の前になって指摘するというのもいか
がなものか」と首をひねった。
花巻東の出場が決まっている東京国体などで、
もう1度千葉の打法を見てみたい気がするが…。
(宮脇広久)
以上。
プロの見解が読めて、大変喜んでいる。
この内容に高野連は、なんと回答するのだろう。
彼等の保身のために、もしかすると、千葉君の
日本一の技術が封印されたかも知れぬ。
このプロの見解を踏まえて、責任をとるべきだ
ろう。
まず、マスコミを通じて、コメントを要求した
い。
そして、国体での千葉君の活躍を目にしてみたい
ものだ。
今後、小兵プレヤーの出番を保障する技術として
公認してもらいたいものだ。
今回の千葉君潰しを、許容するわけにはいかない。
大いに、問題にしたい。