ヤフーのニュースである。
こういうタイトルがあって、クリックしたら、
次のような内容が続いた。
対策は破綻状態 同型タンクから漏出も現実味
2013.8.22 22:06 (1/2ページ)[放射能漏れ]
東京電力福島第1原発で22日、地上タンクから
新たな汚染水漏れの可能性が浮上した。同じ型のタ
ンクは約350基あり、次々と汚染水漏れが出る懸
念が拭いきれない。
東電や国の対策も手詰まり状態で、タンクに貯蔵す
るという「最後のとりで」が崩壊した場合どうする
か。先が全く見通せないでいる。
原子力規制委員会の更(ふけ)田(た)豊志委員
は21日の汚染水対策検討会で「他のタンクでも汚
染水漏れが起きると考えなくてはいけない」と話し
たが、それがまさに現実味を帯びだした。
問題はタンクから排水溝を通じて外海に直接つな
がっており、海洋汚染を防ぐ方策がないことだ。
東電は再発防止へ、同型のタンクのパトロールをこ
れまでの1日2回から3時間ごとに改める方針を示
したが、抜本的な漏(ろう)洩(えい)防止策はな
い。
タンクに汚染水をためないことが一番有効な方法
で、東電は山側から建屋に流れ込む地下水を汚染前
にくみ上げて海へ放出する計画を立てているが、地
元の不信感が高まり頓挫。汚染水から放射性物質を
除去する装置も腐食が見つかり停止したまま。事実
上、タンクによる保管しかないのが現状だ。
もう一方の汚染水漏れである地下水からの海洋汚
染も防ぎ切れていない。
東電はこの日、タービン建屋につながるトレンチ
(地下道)にたまっている汚染水(約1万5千トン)
の抜き取り作業を始めた。事故直後の平成23年4
月にたまったもので、規制委が「早く抜き取るよう
に」と指示していたが、これまで高い放射線量に阻
まれて作業ができなかった。
トレンチの汚染水に触れた地下水は海へ流出し続
けている。流出をせき止めるために、東電は護岸の
地中に薬剤(水ガラス)を注入し地盤を固めた「土
の壁」を造成したが、地下水が壁手前でせき止めら
れて水位が上昇。壁を乗り越え港湾内への流出が続
いているとみられている。
港湾内と外海は、シルトフェンス(水中カーテン)
で遮断されているが、海水の流れを完全に止めること
はできず、一部は外海へと流れている可能性を否定で
きない。
東電は23年5月以降流出が続いていると仮定した
場合、最大で港湾内にトリチウム40兆ベクレル、ス
トロンチウム10兆ベクレル、放射性セシウム20兆
ベクレルが流出したと試算。原発事故はさらに深刻さ
を増している。(原子力取材班)
以上。
前々から気にしていたことであったが、除染した土壌
の行き場がなくて、困っている。というニュースがあ
って、どこかの県をつぶして、結局土壌置き場にする
しかないのではと、いよいよもって、これが現実にな
るかと、邪推するようになった。
この放射能汚染水も、どれだけタンクを作り続けるこ
とになるだろう?なんて思っていたら、タンクを作り
続けるどころではない。保管できるタンクそのものが
ない、ということになりそうだ。
結局、今回の原発事故でできた放射能は、福島を中心
に地球上にすべて放出される可能性が出てきた。
なんとも、恐ろしい結末になりそうだ。
その結果が、日本と日本人にどのような影響を与える
のだろうか。ハルマゲドンの到来になるか?
わたしは、呼びかけたい。
誰か、放射能を無害化する技術を発見して欲しい。
日本の最高の頭脳、知性をもち得る人々よ。今こそ、
あなた方の出番だが。