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リタイアーのよもやま話

久しぶりに映画を観に行った

2010-10-25 00:04:05 | 日記
久しぶりに映画を観に行った。

エクスペンダブルズである。

見終わったら、なんともあっけないストーリーであった。

それはそうと、有名なアクション俳優を集めた割には、
あまりにも、大味で、個々人のアクション俳優のこれまで
の作品を観た者としては、がっかりであった。

しかし、それなりの映画なので、あまり期待してもいけない
のだろう。

印象に残ったのは、映画の最初、月夜の海のシーン。星空の
きれかったこと、満点の星空。

このシーンを観ただけでも、わたしとしては、充分に満足
したいものだ。

一瞬、この映画の夜空を現地で観る機会があればと、ため息
が出てしまった。


ところで、帰宅する途中、住宅地のないけっこう長い坂道が
ある。

道路の周囲は、林があり、街灯もなく。先程、街の明かりの
なかにいたのが、嘘のような所がある。

その坂道を走っているうちに、坂の上の夜空に視線がいった。

すると、林の中の暗い道路の谷間の上に、見上げるような
入道雲の山がそそり立っている。

月の光をうけ、ボーッと白く輝く静かな存在感は、先程の
人工的なネオンサインの光に溢れた賑わいを忘れさせて
しまうほどのインパクトを与えている。

往々にして、夜空の美しさを忘れていたことを思いださせ
られてしまった。

この月の光を受け輝く入道雲の山の谷間をセスナ機か
なんかで、しばし飛び回れたら、最高の気分ではと
思ってしまった。

車を走らせながら、この夜空だけは、何千年も変わらずに
あるのだと思いながら、なんともいえない気分に満たされ
てならない。

この雰囲気だけは、子どもの頃に見たシーンのままだと。

ここに永遠に変わらないものがあるのだと。



「1か月本読まず」52%

2010-10-24 23:21:32 | 生活
ヤフーのニュースである。


以下、そのニュース。


「1か月本読まず」52%…読売調査
読売新聞 10月24日(日)1時25分配信



読売新聞社の読書に関する全国世論調査(9月25~
26日実施、面接方式)で、1か月間に1冊も本を読
まなかった人は52%だった。

この質問を始めた1980年以降では、2002年の
54%、昨年と98年の53%に次ぐ高い割合となった。

読まなかった理由(複数回答)は、「時間がなかった」
46%(昨年51%)、「読みたい本がなかった」21%
(同21%)、「本を読まなくても困らない」16%
(同18%)などの順に多かった。


以上。


この記事を読んで、うなってしまった。

これでは、啓発的な発言のなされている本が
いくら出版されても、我々の社会の課題が
解決に向かうのか、厳しいものだ。と思って
しまった。


デフレの正体ー経済は「人口の波」で動く

2010-10-22 22:58:19 | 読書
デフレの正体ー経済は「人口の波」で動く

藻谷浩介(日本政策投資銀行参事役)

角川ONEテーマ21

を読み終えた。


「生産年齢人口減少」の視点から見た日本経済の現状と
未来を分析しているが、見事な見識であった。

少子高齢化やデフレの問題が大きな社会問題となっている
が、この問題に対して、まったく考えたことのない視点で
論を展開している。

彼の言うところによると、日本にとっては、2000年に一度
の未曾有の危機にあるということである。

この本、もし読まれてない方がいらっしゃれば、ぜひ一読
してみたらと思った。

高校生以上の全ての方々に、読んでもらたいという感想を
持った。

政治家と称する全ての方々には、絶対に読んでもらいたい
ものだ。

日本の未来がかかっている。



仕事至上主義ほどプアーな発想はない。

2010-10-21 06:30:52 | 読書
森博嗣氏の本にあった文章である。

その内容は、あまりにも、極端で、どこか
一理もあるようで魅力的でもあるが、悪魔的
である。

このような発想は、考えたことがないし、聞いた
記憶もない。大きな戸惑いを感ずる。

しかし、惹きつけられるものがある。


以下、その文章。



人間の本質

人間は仕事をするために生きているのではない。
仕事をしないために生きている。

それが、人間だけの目的、幻想だと思う。

「働かざる者食うべからず」低級で危険な現実だ。


仕事至上主義ほどプアーな発想はない。

仕事の大切は、すなわち、貧しさのバロメーター
である。




以上。


わたしは、若い頃、マルクス主義に凝った。

そのうち、24時間、年中無休なんて、標榜する
ようになった。

今日も明け方、現役時代の内容を含む夢を見て
目がさめたところだ。

不労所得者の生活には、残念ながら耐えうるか
自信はない。


ウィキベディアによると、

森博嗣(もり ひろし、1957年12月7日 - )は日本
の小説家、推理作家、工学博士。

ローマ字表記はMORI Hiroshi。愛知県生まれ。

出身校や勤務先などの経歴は非公開としている。

妻は、イラストレータのささきすばる。

である。


彼の「自由をつくる 自由に生きる」や「小説家と
いう職業」という本を読んでいるが、充分に仕事を
してきたし、その成果で、不労所得で生活に不自由
しないようになっている。

それだけに、この文章は、複雑な気分で読んでいる。




「働かざる者食うべからず」低級で危険な現実だ。

仕事至上主義ほどプアーな発想はない。

仕事の大切は、すなわち、貧しさのバロメーター
である。


なんとも悪魔的な囁きだ。






2010-10-20 03:54:08 | 経済
とあるDVDで、なんとなく説得力の
あるセリフにであった。



行商人

ヨモは、カンバルと違って何でも手に入る。

金があればの話だがね。


旅人

もっとも、かもね。

だが、金を持っていると、どこに
行っても同じ生き方をしてしまう。

けど、金がなければ、その場にあった
生き方ができる。

それはそれで、悪くない。

以上。


普通は、誰だって金には、不自由したくない。

そして、金があって、可能なかぎりになんでも
手にしたいものだ。

わたしも、金は欲しい。

金持ちのことを、よく億万長者という言い方を
するが、よくよく考えてみくと、1億円なんて
そうたいした金額ではない。

勿論、手にするとは容易ではない。

でも、年に400万程度の生活をすると、
20年半で、使い切ってしまう。

とある金持ちの話では、1億円はバカでも
手にすることができる。

それを持ちこたえることは、そう簡単では
ないと言っているが、結局、簡単に無くなって
しまう金でもあるのだろう。


それにつけても、金は欲しい。

わたしは、いくらでも欲しい。

「打出の小槌」「金のなる木」なんて、
あれば、欲しいものだ。

(もっとも、これが本当に幸せにつながる
か、分からないのが、やっかいだが)

等々と思いながらも、先程のDVDのセリフの
「だが、金を持っていると、どこに
行っても同じ生き方をしてしまう。」
ということも言われてみれば、本当の
ことに思えてならない。

そして、「けど、金がなければ、その場に
あった生き方ができる。」というのも、一理
はあるしとして、なんとなく説得されてしま
う。

ただ、この生き方は、登場人物のキャラクター
の設定からしても、当人に相当の実力がないと
できない。


「打出の小槌」「金のなる木」も欲しいが、
自由な生き方をするのは、それ以上に知恵を
必要とするということだろうか?