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リタイアーのよもやま話

埴生の宿

2010-10-17 20:43:51 | 音楽
埴生の宿




歳のせいかもしれない。

懐古趣味に陥っている。

昔の歌をさがしていたら、この歌を
思い出した。

かつて、時々、歌っていた歌でもある。

結局、この合唱で聴くことになった。

男声で、あやしげな音程があるが、プロ
ではないので、愛嬌としたい。

ピアノ伴奏が見事な伴奏で、誰が演奏
しているのだろうと気がかりだ

このような伴奏者に恵まれた合唱団や
指揮者は幸せだろう。

これだけの演奏のできる人が、伴奏者と
なってくれるなんて、そうあることでは
ないと思うからだ。

ところで、わたしが、30歳の頃、自分の生まれ
育った所が、開発ということで、どんどん変わ
っていっていることに、突然気づいた。

そしたら、矢も楯もたまらなくて、昔の風景
残そうとカメラに凝ったことがあった。

あれから、30年程経ち、もう、昔の面影は
まったくなくなった。

30年前に、撮った写真を自分の子どもの頃の
イメージに若干修正して、ブログにアップして
昔を偲んでいる。

変わり果てた故郷を目の前にして、この歌を
歌っているのも、不思議な気持ちがするが、
そのことに違和感を生じないのも、これまた
不思議な感じがする。

でもやはり不思議なことに、この変わり果てた
風景の中で、歌っているほうが、真に迫るのは
どういうことか。

そして、もっとも複雑な気分になるのは、わたしの
周囲が開発されたおかげで、わたしは、不労所得
を得て退職組にしては、経済的に楽をしている
のだが?

これってなんだろうな?

それにつけも、まったく想定もしてなかった変わり
果てたこの時代にあって、自分の逃げ帰る場所が
あるのは幸せなことかもしれない?