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リタイアーのよもやま話

塾代に3400万円…夫に言えない「東大合格」実践録

2014-07-31 21:32:16 | 人生

ヤフーにあった記事である。

塾代に3400万円…夫に言えない
「東大合格」実践録

「東京大学に合格させる」。そう決意して
からの道のりは、長かった。願いをかなえ
た母親の実践録を紹介しよう。

 東大合格は親子で勝ち取った勲章。こう
話すのは、東京都世田谷区在住の専業主婦、
栗田和美さん(仮名=47)。この春に、次
男が念願の東京大学(理II)に合格した。
商社に勤務する夫の経済力と2歳から始め
た幼児教育が役立ったという。

 夫は国立大出身、和美さんは短大卒。お
っとりした性格で私大卒になった長男の子
育て経験を生かそうと、次男には2歳から
早期教育にはまった。早期教育に関する本
や塾があると情報を得れば、どこにでも足
を運んだ。

「子どもに合って、自分の熱意に応えてく
れるような最高の塾探しに翻弄され続けま
した」

 栗田さんのこだわりは揺るぎないものだ
った。次男が幼稚園に入園したときには、
既に平仮名と数字の読み書き、3桁までの
足し算、引き算は習得していた。

 次男が通った塾ではフラッシュカードで記
憶を定着させたり、積み木で立体的な空間の
捉え方をさせた。塾長は生活のなかにも学ぶ
楽しさを取り入れることが必要と謳い、子育
て方法も指導してくれたので、母親にとって
はまさに神。地方から飛行機に乗って面談を
希望する人までいた。

 幼児教室をはじめ、プール教室、私立の小
学校受験、国立の中高一貫校、大学受験と通
塾にかかった料金は、約3400万円。毎月の通
塾費に加えて、春、夏、冬の長期休みには講
習費がかかった。

「主人には総額いくらかかったかなんて絶対に
言えません。定期預金を切り崩したということ
ぐらいは話しましたが、毎月の塾の費用も少な
めに申告してきました。まさか、息子の塾代の
月謝が、主人の毎月のお小遣いの倍近くだなん
て…」

※AERA 2014年7月28日号より抜粋

以上。

非常に複雑な思いで、この記事を読んでいる。

東大に合格した息子が、自分の人生は、誰かの
膨大な手間隙によって、成り立っているのを知
ったら、どう思うのだろう。

 東大で、落ちこぼれたらどうするのだろう。

 社会人になって、挫折したら、どうするんだろ
う。

その都度、母親がしゃしゃり出ていくのだろうか。

一生、マザーコンプレックスに苛まれて生きて
いくのではなかろうか。

いくら自分の子どもとはいえ、人の人生を弄び
すぎではなかろうか。

考えてしまう話題である。

いつの日か、天罰が下るのでは。

 


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