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リタイアーのよもやま話

ホームにて / 中島みゆき

2009-10-27 22:16:57 | 音楽
ホームにて / 中島みゆき


You Tubeで何か聴きたいと思った。すると、この「ホームにて」を
思いだした。

1977年6月25日の発表だったんですね。

上京し、7年ほど学生生活をした後、帰郷して数年経った頃に聴い
た思い出深い曲です。

地元では、電車等がないこともあって、この歌を聴いてると、上京
時の生活とオーバーラップして、こみあげてくるものがあります。

上京した時、鹿児島から東京まで、立ち続けであった時代でした。

今となっては、おぼろげですが、立ち続けで、一晩過ごし記憶が
あります。


ホーム

朝の登校時のホーム
古本屋を歩き疲れて帰り道のホーム

夜アルバイト帰りのホーム
遠出をしてわくわくしていたホーム

演奏会帰りのホーム
慌ただしく出勤していく人々の行き交うホーム

真冬の凍えるようなホーム

大都会で、孤独を実感する空間
自分が旅人であることが身に沁みる空間

あんなに大勢の人がいるのに、誰もが
見ず知らずの人たち、不思議な空間

多くの夢を抱えたきたはずなのに、誰とも
かかわることのない不思議な人ごみ

孤独な群衆が錯綜する空間、それは、ホーム。

地元に帰って、生活はすべて自家用車の生活。

あのホームの色、匂い、雑踏等、みんな忘れてしまいそうだ。

時折、学生時代に住んでいた町、昔、歩き回った町
に出かけてみたいという誘惑に駆られる。

しかし、寝たきりの父親、老いた母親のもとを離れて動きま
わるのは、ままならない。

退職後、趣味に旅行にという人々もいるが、今のわたしには
、残念ながら、身動きがとれない。

でもいつの日か、いつの日か、わたしにも旅に出れる日が来らん
ことを┄┄。



「ホームにて」

昔、この曲のようなゆったりした時間があったような気がします。

その後、情報社会、インターネット等、とんでもないスピートで
時代は暴走している。

わたしたちの手に余るほどに。

自分達で作ってきたはずの社会なのに、わたしたちは、その社会
に蹴散らされている。

そして、途方にくれているのだ。


「ホームにて」

1970年代前後の雰囲気も彷彿させて止まない懐かしい曲と思っ
ています。

いい曲がありましたね。良かった。



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