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リタイアーのよもやま話

失恋

2014-11-24 21:29:49 | 読書

とある本にあった言葉である。

たとえフラれたっていいじゃないか。
好きな人の記憶に残ったのであれば。

最悪なのはフラれることもなく、好きな
人の記憶に残ることもなく、

「通りすがりのその他大勢」で
終わっていくことだ。

 

以上。

 

何度か、読み返した本だったのだが、
この文章に気付いた。

 

あまりにも見事な文章で、溜め息を
ついた。 

好きでも、言い出せなくて、「通り
すがりのその他大勢」になるより、

失恋をしても、せめて、好きな人の
記憶に残れば、恋は成就しなくても
喜ばしいかも知れない。 

彼女の記憶にずっと残ることができ
れば、彼女の恋愛史上の1ページを
飾ることができる。ということだ。 

そうなると、彼女の人生の一部になり
得る。これはこれで、痛快だ。

 昔、そのような恥ずかしい事があった
が、彼女の若き日の思い出の1ページ
に、私は残っているだろうか。

あまりにも恥ずかしい内容だったのだが。