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リタイアーのよもやま話

宇宙が始まる前には何があったか?

2014-11-04 13:40:46 | 読書

宇宙が始まる前には何があったか?

ローレンス・クラウス著

青木薫訳

文芸春秋

 

を読み終えた。

正確には、一部読み残してである。

知的体力が、ついていけなくなったからである。

どんなに、私が努力しても、理解はできないだろう。

第8章

その偶然は人間が存在するから?

第9章

量子のゆらぎ

第10章

物質と反物質の非対称

この3章は、気力が持たず、スルーしてしまった。

本の帯びの表には、こうある。

『種の起源』に匹敵!

この表記につられて、読む気になって
しまった。

 帯びの裏には、こうある。

◎宇宙は加速しながら膨張をしており、
やがて光速を超える

◎2兆年後にはすべての天体は遠ざかり
銀河系以外は見えなくなる。

◎99パーセントの宇宙は見えない

◎物質と半物質の非対称が、今日の私
たちをつくった

◎宇宙はひとつではなく、さまざまな宇宙
がある。

である。

また、本の裏表紙には、こうある。

全米でベストセラー

アリゾナ州立大学の

宇宙物理学者による衝撃の書

ビッグバンの前には何があったのか?

その最大の謎を、現代の量子物理学は
解きあかしつつある。

物質と反物質のわずかな非対称から
生じたゆらぎ、それが、今日の私たち
の宇宙を形作った。

それは無から有が生まれることであり、
無からエネルギーが生じるという物理学
の直感と常識に反したことだった。

つい、帯びの表記につられて、読んで
みたのだが、はっきり言って、わたしの
知力の及ぶ世界の話ではない。

 素人でも理解できる理屈の箇所もある
のだが、どうして、そのような理屈が
宇宙規模において成り立つのか、まっ
たく納得いかない。

 そして、

何もない場所から、何かが常に生まれて
いる。

という結論には、どう理解していいか
わからない。

わたしたちの生きている日常の世界は、
無から、有は生まれない。 

結果の前には、原因がある。

いずにせよ。人類最高の知性が語る宇宙の
話は、凡人には理解できない。

 しかし、とんでもない思考ができるものだと、
感嘆してしまう。