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リタイアーのよもやま話

始まるか北半球の寒冷化 世界の平均気温は、上昇停止している

2013-10-22 22:32:24 | 自然

ヤフーの記事である。

始まるか北半球の寒冷化 世界の平均気温は、
上昇停止している

産経新聞 10月20日(日)11時56分配信

 ■IPCCと異なる見解

 「地球は間違いなく寒冷化に転じると思いま
すよ」

 大気海洋地球物理学者の中村元隆さんは断言
する。海洋研究開発機構の主任研究員だ。

 早ければ数年後に、北半球が寒冷化に向かう変
化が起きる可能性が高いという。そうした予測を
含む研究論文を6月末に発表している。

 国連の「気候変動に関わる政府間パネル(IP
CC)」による最新版の将来予測とは、真反対の
見解だ。

 IPCCは今世紀末までに最大ケースで2・6
~4・8度の気温上昇を予測している。

 中村さんも二酸化炭素などによる温室効果を認
めているが、それを打ち消す気温の低下を見込ん
でいるのだ。

 北半球の寒冷化を予告することになった論文名
は「グリーンランド海の表面水温変化とそれに伴
う北半球の気候変容」。意外なことに、内容のポ
イントは1980年ごろからの温暖化への転換点
の解明なのだ。

 ■寒冷化危惧した70年代

 団塊の世代以上の人なら覚えているだろう。

 1940年代から70年代にかけて気候は、寒
冷化していたのだが、80年代以降、温暖化に転
じ現在に至っている。

 その転換は何によるものか。中村さんは、米海
洋大気庁や英国気象庁などの過去からの大量の観
測データを分析した。

 その結果、79年2月から3月にかけて、北極
に近いグリーンランド海の表面水温が一気に2度
も上昇し、周辺の大気の流れに影響が及んで、温
暖化への引き金が引かれていた事実に行き着いた。

 北大西洋では、海面水温が約70(±10)年
周期で、ほぼ35年ごとの上昇、下降を繰り返し、
北半球全体の気候に影響を及ぼす「大西洋数十年
規模振動」という現象が知られている。

 過去からの振動のデータは、ちょうど80年ご
ろから、約35年間続く温暖化の時期に入ること
を示しており、そこに79年の水温急上昇が加わ
ったのだ。

 1980年から数えて35年後は2015年に
あたるので、そのころグリーンランド海で水温変
化の可能性があるという。

 「この大西洋数十年規模振動は、大西洋熱塩循
環流という海水の流れと密接に関係しています」
と中村さんは説明する。

 北極の寒気で冷やされた低温・高塩分の海水は、
重くなって沈み込み、深層流となって北極海から
大西洋に南下する。そのスタート地点がグリーン
ランド海なのだ。

 この流れに連動し、暖かい熱帯域の海水が北大
西洋の表層を北上するので膨大な熱量が運ばれて、
気候に強く影響する。

 グリーンランド海は、地球の海水循環における
心臓のような存在だ。だから、その水温変化は大
きな意味を持っている。

 気候変動シミュレーションの高精度化には、数
理モデルに、グリーンランド海を舞台とする変化
のプロセスを正確に表現することが不可欠らしい。

 ■いま気温は高止まり中

 「現代は、世界中が地球温暖化を危惧していま
すが、1940年代からは気温が下がり、60~
70年代には、地球寒冷化が騒がれていました」

 中村さんの言う通り、当時は「氷河期へ向かう
地球」「飢えを呼ぶ気候」といった図書が多数出
版されている。

 「当時は既に二酸化炭素の排出が増えていまし
た」。だが、大西洋数十年規模振動が下降期だっ
たので、温室効果の影響は消し去られていたよう
だ。

 80年代からの温暖化は、振動の上昇期と二酸
化炭素の影響が合わさった結果のはずだが、IP
CCは原因を後者にのみ求める見方を強める一方
だ。

 地球温暖化問題は、排出量取引などの金融メカ
ニズムや南北問題とも関係し、国際政治交渉の課
題と化している。冷戦構造消失後の世界の緊張軸
という見方も可能だ。

 ところで、猛暑が続く日本では実感しにくいが、
世界の平均気温は、この10年ほど上昇が停止し
ている。

 中村さんによると、この高止まりは、大西洋数
十年規模振動が上昇期から下降期に転じるカーブ
の頂点だ。

 これから20年後の北半球は、どんな気候にな
っているのだろうか。太陽研究者の間では、百数
十年ぶりの太陽の磁場活動の低下が気温低下との
関連で注目されている。

 ここ数年、冬の寒さが戻ってきている。気象庁
の長期予報では今冬も寒くなるらしい。
(ながつじ しょうへい)

以上。

 

大変、興味深い話しである。

この記事を読むと、いろんな研究があるものだと
感心してしまう。 

それにしても、二酸化炭素温暖化説が執拗に繰替え
されているが、いったいその舞台裏はどうなってい
るのだろう。

破綻した時に、どういう言い訳が出てくるのか、興
味ぶかいものだ。

ところで、

1980年から数えて35年後は2015年に
あたるので、そのころグリーンランド海で水温変
化の可能性があるという。

ということだが、なぜ、そのようなサイクルが生
まれるのだろう。そこが、知りたいところだ。


中国複合企業:NYの有名高層ビルを710億円買収

2013-10-22 12:37:37 | 

ヤフーの記事である。

中国複合企業:NYの有名高層ビルを
710億円買収

中国の複合企業、復星国際は21日までに、
ニューヨークの有名オフィスビル「ワン・チ
ェース・マンハッタン・プラザ」を7億25
00万ドル(約710億円)で買収すると発
表した。米国内では中国企業による大型不動
産買収が相次ぎ、バブル期の日本企業をほう
ふつとさせる勢い。

 買収するビルは、名門銀行の旧チェース・
マンハッタン(現JPモルガン・チェース)
の元本部で60階建て。復星は「ニューヨー
クの歴史的な建築物」だと指摘し、再開発な
どで「新たな商圏も形成され、物件の価値も高
まる」と強調している。(共同)

以上。

記事のタイトルを見て、すぐに、懐かしいもの
感じた。

記事の中にもあるが、バブル期の日本のことを
思い出した。

最近、中国のバブルは、問題ないという記事が
なんかの雑誌にあったが、

北京CBD:月収は東京の5分の1、
でも不動産価格はほぼ同じ

というニュースがあったりして、なんもと、不穏
な感じがするのだが、どうだろう。