中国共産党、温首相一族が巨額蓄財との米紙の報道が
あり、大騒ぎになったが、その後、関連するニュース
が続いている。
ヤフーのニュースである。
ニュース1
【香港=吉田健一】5日付の香港英字紙サウスチャ
イナ・モーニングポストは、中国の温家宝首相の母親
らが巨額の蓄財をしたとする米紙ニューヨーク・タイ
ムズの報道内容に関し、中国共産党が温首相の要請を
受け調査を始めたと報じた。
ニュース2
「汚職は党の存亡問題」中国首相、疑惑打ち消しか
9日の新華社電によると、中国の温家宝首相は8日、
中国ではびこる汚職問題について「共産党と国家の
存亡に関わる」と述べ、汚職を防ぐ制度づくりの
必要性を訴えた。
第18回党大会が開かれている北京で、自身が所属
する天津市代表団の討論会に参加して述べた。
温氏をめぐっては、一族が巨額蓄財をしていると
米紙が報道。汚職問題の深刻さを自ら強調すること
で、疑惑を打ち消す狙いもあるとみられる。
温氏は「清く正しい幹部、清廉な政府、清らかな
政治を実現する必要がある」と述べた。(共同)
ニュース3
中国、権力争い情報戦 温首相に巨額蓄財報道
指導部交代控え薄氏派がリークか 2012/10/27 7:27
中国共産党の指導部が交代する第18回党大会まで
2週間を切るなか、権力闘争を背景にした情報戦が
活発になってきた。
25日には保守派グループが温家宝首相の汚職を糾弾
する文書を広め、26日付の米紙ニューヨーク・タイ
ムズは、温首相の親族が巨額な資産を保有している
と報じた。
薄熙来・前重慶市共産党委員会書記に批判的だった00.
温首相を狙い撃ちし、薄氏の支持者が情報を提供し
たとの見方が浮上している。
「温首相の妻、子ども、兄弟など親せきは、合計で
27億ドル(約2150億円)に上る資産を管理する」。
タイムズ紙は記事でこう指摘した。首相の90歳になる
母が持ち株会社を通じて大手保険会社、平安保険の
株式1億2千万ドル分を保有していることなどを
詳細に描いた。
中国では同日朝からタイムズ紙のウェブサイトは閲覧
不能になった。
公開資料に基づいているとはいえ、関係者の氏名や
持ち株会社の仕組みなどは協力者がいなければ知り得
ない情報で、北京では「リーク」との見方が広がる。
6月には米ブルームバーグが習近平・国家副主席の
親族に関して同様な記事を報じ、大きな話題となっ
た。
折しも26日には保守派の薄氏が全国人民代表大会
(全人代)の代表資格を失い、不逮捕特権を奪われた。
北京では11月8日の党大会を前に指導部の人事の
最終調整がなお続く。
指導部入りを目指す候補者同士の争いにとどまらず
「引退後に自分のスキャンダルが表面化しないこと
の確約を求めて現職が奔走している」(北欧の大使館)
とされる。
さらに長老を巻き込んでの「代理戦争」の様相も呈
している。薄氏に近かったとされる江沢民前国家主席
は最近、大学視察や歌劇鑑賞など公の場に頻繁に登場
し健在をアピール。
これに対し江氏のライバルだった李瑞環・前政治協商
会議主席が今月7日、テニスの中国オープンを観戦し
久しぶりに姿を見せた。
同伴したのが薄氏と犬猿の仲とされる呉儀・元副首相
だったことも政治的なメッセージだった。
保守派の学者らは19日、全人代に公開書簡を送り、
薄氏を巡る公正な審理を求めた。賛同者の数は千人を
超えており、「習近平体制」の発足後も路線対立が
残ることを示唆した。(北京=森安健)
以上。
汚職について、調べようとしたら、次のような
ブログがあった。
中国が絶対崩壊すると断言できる7つの理由
序論
①一党独裁政権は永久には続かない
②成長率以外は最悪の数字だらけの中国経済
③ありとあらゆるところに不正と腐敗がはびこる社会
④世界中に迷惑をかけ続ける中華人民共和国
⑤道徳も遵法精神もない人民が巻き起こす絶望的社会状況
⑥世界各地で共産党に対する反対運動
⑦妄想に酔いしれている政府、マスコミ、
その中に、汚職に関するものがある。
中国が絶対崩壊すると断言できる7つの理由
③~ありとあらゆるところに不正、腐敗が
あふれる社会
中国が世界有数の汚職腐敗国家であることは有名だ。
中国では政府のトップから末端の役人まで、さらには教育
現場や企業、商店や個人レベルに至るまで不正、腐敗が
横行している。
中国では「正直」とか「誠実」といった美徳は通用しない。
あらゆるところに虚位と相互不信がひそんでいる。
些細な例だが、中国の大学生は表面的にはみんな仲良しに
見えるが、利害関係がからむととたんに冷淡になる。
例えば教師が試験範囲を話したときに、たまたま欠席して
いた学生は誰からも試験範囲を教えてもらえないどころか、
来週に試験が行われることさえも教えてもらえない。
仮に教えてもらっても偽りの情報を伝えるか、そうでなく
ても教わったほうがそれが本当かどうかの疑念が拭えない。
こんなのは本当に些細な一例だ。
これから、この国がいかに骨の髄まで不正、腐敗で腐り
きっているかを暴きたいと思う。
中華人民共和国という国家はそもそも根本的に「嘘」に
よって成り立っている。
中国共産党は日本の「侵略軍」に抵抗して撃退したことを
政権の正当性の根拠としているが、実際に日本軍と戦った
のは国民党軍であるし、しかも日本軍に対して連戦連敗を
繰り返し、アメリカが日本を徹底的に撃破することでやっ
と戦勝国の仲間入りができたのだ。
中国では毛沢東をいまだに建国の英雄と崇めて人民元
紙幣のほとんどに毛沢東の肖像画を掲載し、あちらこちら
に毛沢東の塑像が建っているが、毛沢東が中国史上最も
中国を疲弊させた残虐な独裁者であることは否定すべく
もない。
にもかかわらず七分成功三分失敗などと評しているが、
実態は一厘成功九分九厘失敗と評するのが正確であろう。
一人当たりGDPが千ドル程度にもかかわらず「中国
共産党のおかげで今日の中国の繁栄がある」などと
豪語するのは笑止千万だ。
これは例えて言えば、百点満点のテストで十点しか
取れなかった学生がえばっているようなものだ。
中国共産党の指導者はいずれも、常識的な国家の基準
から言えば凶悪犯罪者として裁かれるべき存在である。
毛沢東はもはや言うまでもないだろうが、小平は天安門
虐殺事件を引き起こした真犯人であるし、江沢民は法輪功
弾圧、新型肺炎流行の事実を隠蔽して被害を拡大させた
張本人である。
胡錦濤は89年のチベット動乱で多数のチベット人を殺害
した張本人である。
権力者がこれほどまでに悪によって塗り固められている
のだから、その部下たちも、虐殺とまでは行かなくても、
当然ながら悪で塗り固められる。
中国の政治家、官僚、役人で汚職をしない人間はいない
と言われている。
役人が公金で豪華料理を食べるなど当たり前、共産党幹部
は政府予算を横領して息子を海外留学させ、地方では高齢
者に対する福祉予算が役人によって地位の高い順番に次々
と着服されて結局もらうべき人たちの手に渡るのは極わず
かである。
中国では年間百万件以上の汚職事件が摘発され、その
被害額は毎年GDPの15~20%に及ぶといわれている。
中国の汚職事件はあまりにも多いのでいちいち具体例を
挙げてもきりがないが、有名な事件としては、福建省の
省長が死刑になったり、全人代の常務副委員長が死刑に
なったりした例がある。
だが、こういった事例もしょせんまやかしだ。中国の政治
家、官僚で汚職をしない人物などいないのだから、本気で
汚職を取り締まったら政治家と官僚はゼロになってしまう。
たまに汚職で摘発される人物とは主に権力闘争に敗れた
人物である。中国は人脈によって成り立つ社会である。
上司と折り合いが悪くなれば、汚職という誰もが犯して
いながらも裁かれない罪によって摘発され、処罰される
のである。
最近では共産党の幹部が国家の資産を横領して国外に
逃亡するケースが続出している。
中国を牛耳っているはずの共産党幹部が一番、この国の
危うさを理解しているようだ。
自分の資産を海外の銀行に預けるくらいならまだしも、
子息をアメリカなどに留学させて市民権を取らせ、自分
もいつでも脱出できる準備を整えたりしている。
金と権力と能力がある人物ほど中国から脱出したがるの
だ。
ほかにも中国社会の隅々にまで不正、腐敗が侵蝕して
いる。
例えばニセモノの横行。ニセモノといえば深刻なのは
身分証明書や学歴証明書の偽造であろう。
中国では大学の卒業証の偽造が非常に多い。
学歴を偽って大学院に進学したり就職したり大学の先生
になったりなどという例が後を絶たない。
極端な例として中学卒の人間が北京大学博士課程の卒業証
を偽造して大学の教師になったという事件まで発覚した。
また、中国では替え玉受験が日常茶飯事である。
さすがに大学の入学試験は少ないと思うが、大学教師の
昇進試験では、かなり多数の教師が替え玉受験を行って
いると私は考えている。
中国の大学で副教授(日本の助教授に相当)や教授に
昇進するためには専門科目のほか、英語とパソコンの
試験に合格しなければならない。
しかし、専門科目は問題ないにしても、現在の中国の
中年層は文革時代に青春時代を過ごしており、その
ような世代がパソコンや英語ができるはずがない。
したがって、中国の大学教授および副教授のかなり
多数が替え玉によって昇進しているはずだ。
私は中国の翻訳会社で日本語をチェックする仕事を
手伝ったことがあるが、その会社では時々、「英語の
試験を受けるための替え玉を紹介してほしい」という
依頼が時々あった。
応対した中国人スタッフが「当社ではそのような不正
は行いません」と言ったところ、相手は逆切れして
「そんなこといくらでもあることなんだよ」と反論
したそうだ。
大学入試は全国統一の試験で行われるが、大学院は
統一試験と各大学が個別に行う試験の両方がある。
この大学院入試がくせものだ。問題を作成した教師が
前もって知り合いの学生に試験問題と回答を提出する
などという事態が日常茶飯事なのだ。
私もたまたま応募者が教師に試験問題と回答を譲って
くれるよう頼んでいる場面に遭遇したことがある。
中国の大学ではカンニングがごく日常的に行われて
いる。
日本の大学生もカンニングは確かに多い。しかし通常
日本の大学生は試験監督にばれないようにするはずだ。
万が一見つかった場合、厳しい先生であれば一年留年、
甘い先生だったらその単位を不可にするという処分が
待っている。
しかし中国の学生の場合、試験中に当たり前のように
前後左右の学生の答案を覗き見、当たり前のように
隣の学生と相談する。
教師は見つけても注意するだけで、不合格にはしない。
カンニングペーパーが見つかっても取り上げるだけで
何ら処分を受けることはない。
中国人にとってカンニングと言うのはそれほど不正では
ないのだ。レベルの低いクラスになると、試験中でさえ
がやがやと騒がしいのだから外国人教師などは閉口して
しまう。
実は中国の教育現場は不正、腐敗の温床だ。小中高の
教師が学生の父兄から金品をもらうのは当たり前。
それによって学生の成績も上下したりする。大学では学生
から教材費という名目で現金を徴収しては、それが先生
たちの食事代へと消えていく。
病院はまさに不正義の象徴的存在である。中国では病院
とは患者を治療する以上に金儲けの場所である。
私は中国に旅行中、39度の熱を出して、病院に行って点滴
をうったことがあるが、なんと600元(7500円)の診療費を
請求された。
(レストランのウェイトレスの月給はだいたい400元である)
また、中国の病院は簡単な診察の後に多額の薬を患者に
買わせることが非常に多い。
とにかくあまり関係ない薬までいろいろ買わせる。
もちろん金儲けのためだ。信じられないような話だが今
にも死にそうな救急患者は診療を拒否されることもある。
その病院でなくなった場合、遺族から責任を追及されること
を恐れるからだ。
中国では94年にプロサッカー「プレミアリーグ」が発足
したが、八百長事件や審判買収事件、闇賭博事件が多発して
いる。
人気が低落したプロリーグの各球団はのきなみ赤字を抱え、
2004年10月には審判の「誤報」事件から北京現代チームが
試合放棄、さらにリーグ脱退をほのめかすなど中国サッカ
ー協会に対し徹底抗戦する構えを見せた。
この事件では世論の圧倒的多数が北京現代チームを支持、
不正、腐敗にまみれた中国サッカー協会に対する失望感が
背景にある。
こんな状態だから中国サッカーはもはや低迷傾向にあり、
ワールドカップドイツ大会アジア予選では公然と八百長
をしておきながら、一次予選で敗退してしまった。
中国の政治家、公務員が汚職にまみれていることは
日本でもよく知られている事実である。
ところが、ここで述べたように中国では教育や病院や
スポーツ界などありとあらゆる分野が不正、腐敗に
まみれており、クリーンな世界などほとんど見当たら
ない。あなたはこのような社会に明るい未来があると
思うだろか
以上。
いやはや、凄まじい有り様だ。
25日には保守派グループが温家宝首相の汚職を糾弾
する文書を広め、26日付の米紙ニューヨーク・タイ
ムズは、温首相の親族が巨額な資産を保有している
と報じた。
6月には米ブルームバーグが習近平・国家副主席の
親族に関して同様な記事を報じ、大きな話題となっ
た。
この話しが本当だとすれば、中国内の身内の内ゲバ
で、政敵に打撃を与えたのではなく、お互いの恥を
世界に晒した行為だ。
ところで、新しいニュースがはいった。
中国共産党総書記に習近平氏就任 腐敗一掃に取り
組む姿勢強調
習近平体制がスタートした。中国共産党の最高指導部に
あたる、政治局常務委員のメンバーが発表され、総書記
に就任した習近平氏は、就任あいさつで、党内の腐敗の
一掃に取り組む姿勢を強調した。
習近平総書記は「選挙で7人の政治局常務委員が選ばれ、
わたしが総書記に就任しました」と述べた。
15日午後に発表された政治局常務委員は、7人で構成さ
れ、新たに総書記に就任した習近平氏が序列第1位に、
李克強氏が第2位に就いたほか、メンバーのほとんどが、
長老の江沢民氏とのつながりが強い顔ぶれとなってい
る。
さらに、軍を統率する中央軍事委員会主席についても、
胡錦涛氏に代わり、習近平氏が就任し、胡錦涛氏は、
2013年3月の全人代で表舞台から退くことになった。
習近平総書記は「庶民からかけ離れた官僚主義などの
問題解決に力を注ぎ、全党一致して目覚めなければ
ならない」と述べた。
あいさつに立った習近平氏は「改革開放を進め、生産力
を高める」と、経済発展や国民生活の向上を目標に掲げ
る一方で、「党内には解決すべき問題が多い」として、
幹部の汚職や腐敗の排除に全力を注ぐ姿勢を示した。
以上。
あいさつに立った習近平氏は「改革開放を進め、生産力
を高める」と、経済発展や国民生活の向上を目標に掲げ
る一方で、「党内には解決すべき問題が多い」として、
幹部の汚職や腐敗の排除に全力を注ぐ姿勢を示した。
習近平総書記には、次のような記事を読んでもらいたい
ものだ。と思っている。
「戦わずにして中国に勝てる6つの方法」
「中国が絶対崩壊すると断言できる7つの理由」
「20年後、中国は世界で、最も貧しい国になる」
「中国 摩天楼林立 経済崩壊の予兆か」
「中国バブル北京を売って米国を買う」
「【禁聞論壇】中国は次の経済危機の震源地?」
彼の任期期間中に、どのような災難が待ち受けている
か。興味深いものがある。
いつまで、尖閣諸島に拘っていられるのだろう。
興味深いものがある。
蛇足ながら、
尖閣諸島国有化で、メンツをつぶされ、汚職疑惑で、追いうち
をかけるように、さらにメンツをつぶされ、そして、次期の党内
人事でも、壊滅的なダメージを受けたが、温家宝首相、国外
脱出するのだろうか。
今後の消息が興味深い。