奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

住まい造り・・・・・・格子やルーバーでの端正な雰囲気、家の顔となる部分と内側での部分。

2014年09月01日 | 建築家 設計の仕事 監理の仕事

住まい造り・・・・・家の印象の要素にも色々とありますが、

家の角度や道路との距離、

周辺の状況と家の内部空間の状況を加味して

目隠しなどの意味で「ルーバー」などを計画する事もあります。

 

 

「借景を楽しむ和モダンの玄関共有二世帯住宅」

 

 

 

 

 

逆に見える見えないに関係なく「佇まいの一部」として「ルーバー」を計画する事も。

 

 

 

視線をある意味・・・・・「制御する」ような機能がルーバーにはあるのですが、

それ以外に「雰囲気」の要素もあります。

 

 

 

それにより、

素材や色・・・・・その「使用する面積」は外観を構成しているその他の部分、

壁の面や窓の面・・・・形状などのバランスを考慮しながら、

機能面の一部としての「風の通り抜け」と「光りの取り入れ」・・・・・・・。

生活の基本となる要素を踏まえたデザインも

工夫しながら「検討」していますよ。

 

 

 

中庭などの部分でもそうですし、

室内で閉鎖的にならないような「仕切り」壁としても・・・・・・。

 

 

 

部材のサイズとのバランス・・・・・・。

全体の意匠としての面のつくりかた、

見え方での印象も心地よさを左右する部分ですからね。

 

 

全体の印象はしっかりとシミュレーションしています。

その部分だけを考えるのではなくて、

キチンと全体像を視野に入れて・・・・・・。

 

 

ルーバーは、その一本一本のサイズそのものにも

意味がありますが、

その一本一本の間の距離・・・・・・間隔。

そこにも意味がありますからね。

 

 

その間隔を細かくすると「面」としての印象が強くなると同時に

建物の内側から・・・・・室内や中庭からの「視界」が閉ざされます・・・・・・。

 

逆にその間隔が広すぎると「視界」は広くなるが、

一本一本が強調され、サイズを太くしないと、

ルーバーとしての意味を持たなくなってきます・・・・・・・。

 

 

バランスの設計が大切。

 

 

見える寸法や逆に見えない寸法・・・・・そしての「ルーバー」を計画する意味の部分。

デザインの意味の部分を

しっかりと吟味・・・検証してその役目を部材に持たせていますよ。

 

 

ルーバーを通して室内に差し込む光で生まれる「光と影」の彩る雰囲気を生み出す

要素と、実際にしっかり区切るのではなく、

半区切りのように・・・・・・ゆるく区切り事でスペースに広さを感じる工夫として盛り込んだり・・・・・・。

隠しつつも視線を通すようなイメージで。

 

 

建物の佇まい、表情といっただけではない「生活」・・・・・「暮らし」の部分にも

そのルーバーの役目はありますから・・・・・・。

 

 

端正さのデザインで住まいは上質に生まれますよ。

 

 

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