震災に遭った東北3県(岩手、宮城、福島)を巡ってきた。
行動は、主にY女史とともに行ったのが、これが珍道中?となった。
彼女は、福島在住だったから、被災者の一人であり、その点では現地を訪ねる際のハードルが非常に低くなったし、車を出してくれたので助かったのだが……。
話題は尽きないが、初日に起きた不思議な出来事。
まず陸前高田まで出て、夕闇迫る中で「奇跡の一本松」を見る。そのために津波で壊滅した市街を走り、ときに道なき土砂を乗り越えるようなルートで松の袂までたどり着いたのだが……その帰りである。
この日は同行者がいて、それぞれ車が別。そこで宿を探すことも兼ねて内陸部に走らせた。
なにしろ外灯さえ、ほとんどない。それでも一応ナビもあるから、一関をめざす。
山を超えて下って、を繰り返しているうちに、妙な町に出た。そこも外灯は少なく暗いのだが、一応商店街が続いている。結構、旧家の町並みだ。おや、ここにも旅館があるみたいだなあ、と話していたが、まったく人気がなく、なんとも寂しい雰囲気。まだ時間的には午後6時すぎだと思うのだが。
そのうち商店街を抜けてしまった。その時に、同行の車の行方がわからなくなってしまった。そこへ携帯電話がなり、向こうもこちらの車がわからなくなったと伝えられる。
そこで、地図を見て、落ち合う場所を決める。
そして我々も、Uターン。今度こそカーナビに活躍してもらわねば。
が、Uターンしたにもかかわらず、先の商店街に出くわさないのである……。行けども行けども、山の中を走る。商店街を通らずに後戻りできる道は地図に見かけない。そもそも分岐はあったっけ。
その後曲折はあったが、同行者とは合流。しかし、あの古びた町はどこに行ったのだ……。
我々は、タヌキかキツネに化かされた? いや岩手だからカッパでしょう! と決めつけたのであった。
裏ブログに書いている♪
「1」ってあるから、シリーズものとみた。
わくわく。