昨夜、NHK教育のETV特集で「大森林の小さな家」という番組があった。地味なドキュメンタリーなのだが、思わず引きつけられて1時間半、きっちり見てしまった。
舞台は、紀伊半島。和歌山県熊野川町(現・新宮市)。その奥の小さな集落?いや、一軒家に住む7人家族の物語を10年に渡る長期取材で追いかけている。
お父さんは、森林管理の仕事をしつつ、森の恵みを存分に受けており、そこに妻と母、そして4人の子供たちと暮らす。
川でアユやアマゴを突き、シカを撃つ。ハチミツ採り。そして山仕事。大雨で災害が起きたり、父が失業したり、病気になったり。子供の通学問題も起こる。
シカの湯気の立つ解体シーンは、なかなかテレビでは見られないものだった。上半身裸のハチミツ採りも、ひと潜り数匹のアマゴを突く腕前も、度肝を抜く。そして林業現場の苦悩も伝わってくる。こういう世界を伝えていかねばならないのだなあ、と思う。
NHK教育、侮れず。
※題名を間違っていたので修正。番組内容は、以下にあります。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html
もう何もかもが本当に良く分かり、非常に考えさせられました。
子供達が自然遊びよりもゲームが好き!と言っていたり、おっちゃんが首の神経を痛めたり。
田舎暮らしに憧れる人にも見て欲しいですね。
いい番組でした。
失業したときは、諦めて山を下りるかと思ったけど、どっこい生きているたくましさ。
でも、10年後を考えると、胸が痛くなります。
「今と同じように暮らしていきたい」
黄島と同じ構図がそこにある。
さて,25,26日は国立大前期の試験だったわけですが,東大(文系)の「地理」で世界の森林や日本の人工林の問題が出てきていました.ちょっとびっくり.
そのうち新婚生活を報告してください(^o^)。
東大入試に林業ですか? 奈良の中学入試と同じですね(って、比べるなって?)。
af_blogのfuRuこと、古川と申します。
この番組は放映されてちょっと経ちましたが
やっぱり書き留めておきたいと思いました。
稚拙な記事ですが、TBさせていただきます。
個人的には建築設計という生業のなかで、森をいかすような木の家づくりが出来ないかと試行錯誤の最中です。
田中さんの本は読ませていただいております。
これからも立ち寄らせていただきます。
また拙著をお読みいただきありがとうございます。
この番組は、林業や山村暮らしに興味のある人にとっては、実に考えさせられる内容でした。
生きていくには、経済行為は欠かせないのですが、それでも忘れたくない思いや生活がありますね。