ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

硫黄島2日目 ――― 島の中央の道を北の端へ散歩しました(その2)

2017年09月09日 | 島旅

2017/3/26  硫黄島は周囲19.1kmしかない小さな島です。しかも、硫黄岳のある島の東半分にはほぼ道はありません。ですから、島中すべてを歩き回ることはそんなに難しいことではないのです。
坂本温泉を訪ね、次に島の北端、平家城跡を巡れば、島の北部はほぼ歩ききったことになるのです。

 
▲硫黄岳の山肌のあちこちから噴煙が上がっています。13:30ころ。


▲硫黄島でもクサイチゴの花は大きいですね。13:46ころ。


▲Y字路へ戻り、今度は右の道を進みます。13:48ころ。


▲途中、こんな看板がありましたから、入ってみることにしました。それにしても、大願成就の島とはどういう意味なのでしょうか? 13:50ころ。


▲山道のような急な道を下って行くと、波が打ち寄せる荒々しい海岸が見えて来ます。沖の白いのは坂本温泉からの温泉水でしょうか? 13:51ころ。


▲S子の髪の毛が逆立っています。風が強いのです。強風で体が揺すられて、S子は橋を渡るのが怖そうでした。13:52ころ。


▲見えて来ましたが、何もありそうではありませんね。13:53ころ。


▲まだ新しい説明板がありました。俊寛等三人が流されて住んだ場所がここではないかとの説があるそうです。確かに、都からの使者が来るか来るかと待ちわびるには島北端のこの場所がいいかもしれませんが、住むのには向かない場所のように感じました。13:56ころ。


▲再び登り返します。14:03ころ。


▲平家城展望台に到着。14:15ころ。


▲展望台からは荒々しい硫黄岳北面が眺められます。眼下の浜には穴ノ浜温泉が湧いているそうですが、降りて行くのは大変そうです。ここも海が真っ白に変色していました。14:17ころ。


▲遠くには竹島も望めます。14:18ころ。


▲海面に陽が当たると温泉水の白色も輝くようです。斜面には草刈りをしている島のおじさんもいました。14:20ころ。


▲展望台には俊寛の像がありました。『第18代 中村勘三郎 三島村歌舞伎「俊寛」上演記念碑』です。勘三郎が亡くなる前の年、2011年10月22日に硫黄島港の長浜海岸で上演したようです。14:21ころ。


▲「平家女護島 俊寛」を熱演する勘三郎の姿でしょうか。島から離れていく船を破れる心を抱きながら目で追う俊寛のシーンなのだと思います。14:33ころ。

ところで、ここは平家城跡と呼ばれている場所なのですが、台地状にはなってはいますが、普通の城跡らしい痕跡は何にもありません。
壇ノ浦で敗れ、落ちのびた平家が追手の源氏を警戒して建てた見張り台のような場所なのでしょう。天気が良ければ、開聞岳まで望めるそうです。


▲島の産業としても重要なツバキからは高品質な椿油が採れるそうです。歩いてきた道路の両サイドにもツバキの畑が広がっていました。15:13ころ。


▲テントに戻って来ました。S子はちょっと疲れたのかな? 16:11ころ。


▲ジャンベスクールの壁を蛾の幼虫らしき虫が這っていました。名前は分かりません。16:20ころ。


▲念願の食料 get! です。港のそばにお店らしき家は見つけていたのですが、閉まっていました。それがさっき行ったら開いていたんです。お店のおばさんが言うには、表の引き戸が開いていたら店も開いているんだそうですね。家に居るときは大抵開いているんだとか。
竹島には店がありませんでしたから、島旅初の生鮮食品です! 鶏もも肉と玉ネギ、ニンジン、ジャガイモ、そしてヨーグルト。冷蔵庫がありませんから、生ものは多く買えません。ヨーグルトもさっそく食べてしまいました。16:30ころ。


▲これから出発です。硫黄島で行きたかった一番の場所。そこへこれから出かけるのです。17:20ころ。


▲海沿いの道をどんどん東へ進みます。17:37ころ。


▲途中、T字路を右に進み、海岸へ近づいていきます。硫黄岳の南斜面が荒々しく近づいてきます。17:49ころ。


▲何やら雰囲気が高まってきましたね~ぇ! 17:52ころ。


▲そうです! これです! 東温泉に入りに来たのです。17:53ころ。

テントからはゆっくり歩いて30分でしたね。普通に歩けば20分くらいで着けると思います。


▲一番上の湯舟はとても熱くて長くは入っておれません。18:04ころ。


▲真ん中の湯舟が最高に気持ちい~い! ロケーションも最高! 18:05ころ。


▲湯舟の少し上の方に石垣で囲まれた脱衣場があります。18:19ころ。

この東温泉は僕の野湯経験の中でも(少ないですが)、最高感動ランクのひとつですね。海岸沿いの野湯で言えば、屋久島の平内海中温泉と双璧でしょうか。屋久島よりも人里離れ、大自然に抱かれ感抜群です。是非とも行って欲しい野湯のひとつですね。


▲島旅のテントの中では食べることが出来そうにないメニューですよ! これは白和え
なぜあるかと言えば、お店のおばさんがくれたからです。昨晩、三島開発総合センターで開かれていた送別会の宴会で出された料理なのですが、残ったので貰ってきたのだとか。それを僕たちにくださったのです。美味しかった! 19:44ころ。


▲熊本市の KALDI で購入したロイタイレッドカレースープです。紙パックに入ったスープに鶏肉、玉ネギ、ニンジン、ジャガイモを入れて煮るだけで、実に美味しいカレースープが完成します。冷蔵庫はありませんから、買った鶏肉は全部入れます。鶏肉がゴロゴロと入っています。19:45ころ。

今日は実に充実した島旅でした。3年間勤めた島の先生家族を見送る場に立ち会え、俊寛堂、坂本温泉、大谷、平家城跡と歩きました。今回の島旅で初めてお店で生鮮食品が購入でき、今日の締めくくりは東温泉でした。
硫黄島は素晴らしい島ですね。見どころ満載の島です。


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