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東鳩会の開催概況

山寺立石寺に詣でる・・・50年に1度の御開帳

2013年05月15日 14時53分24秒 | Weblog

 平成25年5月13日(月)晴れのちに俄雨、気温29.1℃。初夏の陽光を浴びながら山寺立石寺根本中堂へ詣でました。宝珠山立石寺は今から1千百余年前の貞観2年(西暦860年)12月、第56代清和天皇の勅命をうけて天台宗第三祖の慈覚大師円仁により、初めて開かれたお山だそうです。

 5月一杯御本尊薬師如来の50年に1度の御開帳とあって連休は大層混雑していたので、休日を外してきたのですが参詣客が参道の石段まであふれています。

 行列に並びながら振り返ると、立谷川対岸の新緑に埋もれるようにして桜が今を盛りと咲いています。

 この通りの行列です。皆さん限定行事には弱いようです。お線香をあげ拝観のスタンバイをします。 

 お子さんを連れた若いお母さんが眼に付きます。狭い堂宇の暑さも‘行’と思って我慢します。拝観料一人500円、この人数だから×? 直ぐに卑しい心が現れます。

 薬壺を握りしめた薬師如来像とは初めての対面であり、かつ最後の対面でもありますので、正座の上深く頭を垂れこれからの安寧をお願いします。傳教大師さまのおことば「おこしがたくして忘れ易きはこれ善心なり」を肝に銘じます。

 つもり違い十訓「高いつもりで低いのが教養 弱いつもりで強いのが我」こんなに歳を重ねても、いずれも耳の痛い言葉です。

 「入山する方!元気を付ける‘力コンニャク’だよ~」との売り声と香ばしい匂いの誘惑に負け食します。

 ここが奥の院へと続く登山口です。でも体力に自信がありませんので、入山は遠慮します。

 立石寺本坊へ至る前に立派な門があります。扁額を見ると‘抜苦門’と記してありますので、潜ると苦しみが抜けると勝手に解釈します。

 抜苦門を潜ると托鉢から水を吹く‘十六羅漢那伽犀那尊者’像が鎮座しております。お釈迦様の弟子にして甘露の法水に手を触れれば、厄除けと知恵を授かると言うのです。この暑さに頭からかぶりたくなります。

 対岸から山寺全山を眺めます。眩しい緑の中に五大堂、開山堂を観るは一幅の絵巻です。

 腹をすかして‘山寺 風雅の国’の昼食にありつきます。御開帳を記念する特別献立‘華膳’が供されます。「冷たい麦茶が旨かったな~」「腹が落ち着いたところで帰るか~待てよ!ここまで来たら‘慈恩寺秘仏展’を梯子しよう~」

 と言うことで‘慈恩寺秘仏展’へ足を運びます。三重塔内の大日如来を拝観します。

 山門です。

 本山慈恩寺本堂です。奈良時代に聖武天皇の勅命によって開祖されたと伝えられている古刹です。昔はムササビの飛ぶ寺として名をはせたことがあります。

 十二支をいただいた不動明王へお祈りしますが、沢山の仏像に頭がこんがらかってきます。「あっ!雨だ!」直ぐに現実に戻り家路に付きます。

 


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