山形モセスにブンデスリーグから助っ人？

　山形モセスが東北マスターズ(石巻市)を制し、全国大会出場(札幌市)の壮行会が昨日(6月7日)パレスグランデールで開かれました。桂木県サッカー協会長の祝辞、黒木山形モセス代表の挨拶、奧山山形地区サッカー協会長の激励金授与と乾杯で宴は始まりました。すすき野大会と揶揄する者もおりましたが、楽しければそれがサッカーです。暫くして新入会者の紹介がありました。その方は身体の頑健なドイツ人と知るや、もしやブンデスリーグから助っ人を頼んだのでは、移籍料はいくらかなどと色めきました。しかし話すところによれば、山形モセスを紹介した山形市報を見て申し込まれたそうです。国際的になってますます楽しいクラブ運営を期待しています。閑話休題、耳元で誰か「今日山形東破れて残念でした」と囁きます。悔しさがどっと込み上げてきました。
【山形モセス】山形大学グランドで週1回ボールを蹴っている、現役を退いたサッカー好きの小父さんたちがいました。その会に当時山形東高サッカー部顧問故海老名八郎先生が命名しました。「モセス」は「いろは」47文字の最後「えひもせす」から借用したものです。「いろは」は英語のABC同様物事の初歩を言います。ですから「いろは」の最後は、初歩から始まり熟達の域まで到達したという意味です。サッカーのすべてを知り尽くし、勝負にこだわらず楽しくやるという精神から名付けたと聞いております。ですから今のように50歳以上という制限はありませんでした。そして、昭和５２年文部大臣表彰を受けています。私は昭和34年就職浪人中に恩師海老名先生から「モセス」の球拾いを命ぜられました。