お爺さんは山へ柴刈りに

東鳩会の開催概況

柳の大樹折れる・・・山形東高のシンボル

2012年11月20日 14時48分31秒 | Weblog

 山形東高校舎北のグランド傍にある柳の大樹が平成24年8月25日(土)、突風により樹高の半分ほどを残し折れました。当日は暑かった日中が夕方になると一転俄にかき曇り、局所的な雷雨と共に突風が吹き午後5時半頃、半分位から折れてしまったそうです。

 折れた直後の写真です。学校では「山東祭」の最中でしたが生徒の居ないところの出来事でホッとしたそうです。樹齢は百年以上と思われ、山形市の保存樹にもなってるのだそうです。(芳郎君写真お借りします)

 現在は奇麗にカットしてシンプルな姿を見せてくれます。樹木の中は空洞になっているそうですが、枝から若葉が確認されます。以前は通路を挟んだ西側にも同じような柳の大樹があり、太鼓橋と共に鮮やかな印象を与えます。

     柳の大樹に寄せる九首

 皆人の憶ひ出尽きぬ柳の木 その天辺に雷落つと

 落雷の噂立つ程の強風は 柳の梢を薙ぎ倒しけむ

 雷鳴は百三十周年山東の 転機促す天啓なりや

 甲子園四年連続出陣の 山中野球部柳は忘れず

 毎朝のラジオ体操眺めける 柳の大樹は天に聳えき

 太き幹に青大将も木莵も 安住の棲み家と宿りしならむ

 百周年の新校舎への引越しの朝 木莵の雛は驚き地に落ちたりき

 今の世に吹き荒びたり『千の風』 そのひとつ山東の庭に吹きしか

 この柳その二世も生享けて すくすく育つと聞くは楽しく

      平成二十四年十一月一日

                   遠 藤 來 二

 遠藤来二先生から柳の大樹を追憶する句を戴きましたので紹介します。先生は山形東高第29代校長で、創立百周年の新校舎新築当時に在任しおりました。

 中央廊下にある柳大樹の額です。


東鳩会第90回月例会・・・東京修学旅行結団式

2012年11月20日 13時31分30秒 | Weblog

 東鳩会第90回月例会は東京総会を十日後に控えた平成24年11月19日(月)、月例会場‘みちのく亭’で開かれました。冬の低い太陽もすっかり沈み、日脚の短さを痛感します。東京都知事選挙と衆議院総選挙の渦中に入ると言う、前代未聞の修学旅行イベントを幹事は企画してくれます。

 「俺留守番してっからゆっくり楽しんでござっしゃい。今年天然ナメコ見つけだー」と喜ぶのはヤッサンです。「珍しいね、今は原木ナメコだものな~」

 「旅行内容が一部変更なるし、どうして知らせる。今夜、参加者皆来ねべねー何すっべ。前の日電話すっか!」とトミヤくんはまだまだ心配です。「今夜出席しない人だげに電話すっか!」とヒロユキくんです。幹事引き受けて以来絶妙の女房役ぶりです。「ほんでいいのでない」とその他大勢です。

 「衆議院選挙のイベントは困ったもんだず。お蔭で迎賓館赤坂離宮見学さんねくなったんだず~」とアラキくんが残念がります。割って話すのはハチヤくんです「二次会ないの?東京まで行って8時ころで懇親会終わると『はい』おやすみなさ~いが~それはないべ」「ホテルオークラで二次会なんて言うたら高く付くぜ」「んだら外へ出らんなねべ~ナントカならねがよ」

 「俺もスカイツリーさ行って来た」ポツリとミズホくんが呟きます。皆さんのために下調べに行って来たというのですから、この責任感には脱帽します。関東班のヨネちゃんとヨーコちゃんもスカイツリーの下見をしたというのですから、皆責任感旺盛で嬉しい友達です。

 ノリちゃんが頼みます。「付き添い医師にどうだべ」「仕事は入ってんのよ~」とツチダくんです。

 今夜の締めは‘冷やし肉中華’です。今夜は肉鍋を美味しく頂きます。徳利もからです。寒くなると燗酒が旨いのです。出発まで健康管理に気を付け、楽しい修学旅行となるよう全員で祈念し散会します。次回は愉快なお土産話を聞けるでしょう。おやすみなさ~い。

[出席者]蜂屋会長、中山副会長、千葉事務局長、伊藤(光)事務局次長、佐藤(宏)、高橋(富)、藤井、田中(靖)、大田、土田、柿崎、荒木、東海林、岡崎の皆さんと私

 忘れていました!ヨネちゃんからの東京スカイツリー下見報告です。眼が回りそう!


定義如来参詣・・・小春日和に誘われて

2012年11月16日 17時41分17秒 | Weblog

  定義如来(浄土宗極楽山西方寺)参詣に平成24年11月16日(金)、小春日和に誘われて仙台市大倉まで出掛けました。NHK テレビ大河ドラマの「平清盛」の嫡子平重盛に縁があると言うのです。平家が壇の浦の戦いに敗れた後、平重盛の重臣・肥後守平貞能(サダヨシ)が阿弥陀如来の宝軸を守り、源氏の追討を逃れるため名を「定義」と改めこの地に隠れ住んだのだそうです。

 貞能堂の山門です。両脇の仁王像が眼を引きます。時季外れの平日にもかかわらず、仲見世の人の出入れは賑やかです。

 お燈明と線香をうやうやしく手向け、この先の安寧を祈ります。

 煩悩を祓いに思いっきり鐘を撞きます。歳迎えには早いのですが、クリスマスのデコレーションも目にするので「まっ!いいか」

 安徳天皇の遺品を埋め、墓標として二本の欅を植えたそうです。成長するにつれ一本の樹として結ばれ「連理のけやき」と呼ばれるようになったそうです。縁結びの神木として信仰を集めているそうです。

 一つの樹を挟んだ裏側が「天皇塚」として子授けの信仰となる珍しいものです。

 ずうずうしくまだまだ長生きしたいと「長命水」を頂きますが、「下痢しないだろうな?」と他の心配をします。

 開山より今日まで、庶民の寺「定義(ジョウギ)さん」として多くの方に親しまれた定義如来西方寺の本堂です。平成11年建立と意外に新しい建物です。

 「子育て観音」だそうですが、子育ては終わったので「孫と仲良し観音」の方がいいな~

 平和祈念の供養塔として昭和61年建立された「五重塔」です。意外に新しいお寺さんのようです。

 遅い昼食に定義如来名物の焼きめし、肉巻きめし、三角あぶらあげを食べます。油揚げは厚揚げを焼いたものに醤油に唐辛子をかけたものです。ご飯はやっぱり「つや姫」が一番だな~定義如来探索はこれにてお仕舞い!釣瓶落としの日暮れを気にしながら家路を急ぎます。


一ぱいやはいつも突然に!

2012年11月13日 12時50分55秒 | Weblog

 平成24年11月12日(月)雨のち曇り。夜の帳が下りた頃我家の電話が鳴ります。「何しった!一ぱいやで待ってんぞ!」とツチヤ画伯の声です。急ぎ身支度を整え急行します。一ぱいやはいつも突然です。

 まだ18時にもならないのに、提灯は輝きを増し迎えてくれます。「おいで、おいで」と焼き鳥の香りが鼻腔をくすぐります。

 今夜もビール、もっきり酒、煮込み、焼き鳥のコースです。相撲のテレビ中継をみながら、贔屓力士の勝名乗りにコップを高く上げ声援を送ります。その興奮が収まると、印役町内会の話と話題が広範にわたります。至福のひと時です。

 帰りしなチーさんから「よかったら観てね」と‘第11回山形東高美術OB会美術展’[会期11月14日(水)~11月18日(日)会場アズ七日町中央公民館4F ギャラリー]の案内状を頂きます。芸術音痴の私は重荷を背負って帰路に着きます。


昼はPizzaを食べよう!

2012年11月10日 13時42分16秒 | Weblog

 平成24年11月9日(金)曇り、時折雨ポツリ。「今日の昼食はテレビが紹介した店でピザを食べよう」とカカサマが誘います。上山市権現堂の‘Calm Hill’(営業時間11:00~17:00 定休日火・水)に向かいます。店は名の通り静かな高台にあります。

 二人で二皿を注文します。最初に出てきたのが‘生ハム・ルッコラ’です。春に食べた時も旨かったとアンコールです。薄い生地に生ハムが乗ってるだけのシンプルなものです。

 次に提供されたのが、春来た時に腹一杯で食べそびれた‘カルッオーネ’です。半年も待ち続けた一品です。具を包んだピザは初めてお目に掛かります。中にはエビ、シメジ、南瓜、ホウレンソウなどのクリーム煮が入っています。

 セットメニューにはサラダ、イチゴアイスクリームとコーヒーが付いています。アイスは奥歯に浸みて悪戦苦闘します。「値段はいくら」だって?「ご馳走になったので分かりません」

 腹拵えしたら、蔵王のもみじを観に行こうと鴫の谷地沼へやって来ます。実に40数年ぶりの訪問です。もみじは遅きに失し、沼は水が涸れ底を現わしています。

 沼の畔には小振りな噴水と共に‘振り向く女’(佐藤助雄?)の像が立っています。ウエストが一寸太目なのが気に掛かります。ツツジだけが秋を代表しているようです。

 齋藤茂吉の「ひむがしに 直にい向ふ岡に上り 蔵王の山を日守(マモ)りて下る」の歌碑も初めてお目に掛かります。

 沼の南の端に‘横倉瀧’があり、結構水量があります。しかし、沼は湛水していません。「底に穴でもあいてるのかな~」などと言いながら、1.5kmある沼畔を逍遥します。身体をほっこりと温めて帰路に着きます。


もみじ狩り?今日は何処まで行ったやら・・・

2012年11月05日 10時22分06秒 | Weblog

 平成24年11月4日(日)曇時折こぼれ陽。エイユーくんから「もみじを観ながらそばを食べよう」とドライブに誘われます。雨を心配しましたが、雲の切れ間から陽がこぼれます。

 木々は落葉してもみじ狩りには遅かったようです。県民の森に名残のもみじを見ることができます。

 訪れる人も少ない寂しいもみじに別れ、大蕨の蕎麦屋を目指します。目的地に着くや「蕎麦屋さんはもうやってませんよ」と無情な言葉です。

 ここまで来て踵を返すのも勿体ないと思い、赤いリンゴに誘われ山辺町から朝日町へまで足を伸ばします。着いた所が椹平の棚田です。荒涼として冬を迎えるたたずまいです。

 休憩所にリンゴが置いてあります。一袋300円でそばに料金を入れる竹筒があります。無人店です。よく見ると試食用のリンゴとナイフがあります。喉の渇きに誘われて美味しく頂きます。「山形では一袋400円はするよ!」と地元の人が教えてくれます。ジョナゴールド、シナノスイートを一袋づつ買い求めます。

 朝日町大谷地区のビューポイントから、最上川対岸の僅かに残るもみじを眺めます。

 カメラを左に振ると終わりのもみじを見ることができます。すすきを見ると自分の老いがオーバーラップして少し感傷的になります。

 山辺町にも鳥海山があるよと言うので訪ねます。展望台に登り眺望を楽しもうと思ったのですが、前の木々が邪魔をします。

 案内板の鳥海神社を探しますが見当たりません。でも、ここから山辺町が一望できます。

 こんな山の中に鐘楼を見つけます。どこかに鳥海神社はあるんだな?立派な鐘が威厳を示しております。

 鐘を撞き行く末が穏やかであるようにと手を合わせ祈ります。そして帰路に着きます。美味しいリンゴを腹にして、すっかり蕎麦を忘れています。もみじ狩り?リンゴ狩りだったかな~