お爺さんは山へ柴刈りに

東鳩会の開催概況

千歳山山行・・・想い出探し

2013年08月29日 14時48分33秒 | Weblog

 平成25年8月28日(水)晴れ。中学生時代よく登った千歳山に、是非登ってみたいという衝動に駆られ50余年振りに登りました。千歳山は山形市のシンボリックな存在で、市内の高等学校の校歌や応援歌にも歌われています。最初に訪れたのは小学生一年生の遠足で千歳稲荷神社まで来たのかな~記憶が定かでありません。現在の変電所前通り辺りの田圃には秋によく来ました。落ち穂拾いと‘ツブ’捕りです。‘ツブ’とは田螺です。水の引いた田圃に筋の付いた小さな穴を探し、指をさしこむと‘ツブ’は容易に捕ることができます。これをひろこ(浅葱)と酢味噌で和えるとこれが美味なんです。そして貴重な動物性たんぱく質の摂取です。前置きが長くなりすみません。

 入山口には‘千歳稲荷神社’の案内板が掲げてあり、祭神は豊受大神だそうです。「石段こんなに急勾配だった!」

 ここでもう息が上がります。「ふー」高校時代我が校のトレーニングと言えば盃山でしたね。

 「この先まだこんなにあるの!」

 お賽銭を入れてこれからの山行の安寧を祈願します。ここまでで体力の欠如が懸念されます。

 狛犬ならぬ狛狐が鎮座しています。額の上には薬壺のようなものが乗っかっております。

 こちらの狛狐は鉤のようなものをくわえております。どんな所以があるのでしょう。狛犬と異なり「あ・ん」の呼吸はないようです。息も絶え絶え休み休み登りつめ「この辺で踵を返すかな~」と思った時、救世主が現れたのです。エーユーくんです。下山して来たところと偶然にあったのです。豊受大神のご利益がこんなに早く実現するとはびっくりです。

 エーユーくんの激励にほだされて1時間余掛かって展望台まで到達します。昔は展望台がありません。頂上に到達しても樹木が鬱蒼として眺望することができず、達成感が希薄なため足が遠のいたのかもしれません。 

 「頂上はここでないよ」「えっ!俺のてっぺんここでいいよ」「すぐそこだよ!」阿古耶姫が千歳山を命名した伝説にあやかった石碑があります。後ろには昭和四年の刻字があります。 「昔、気付かなかったな~」  

 ここが千歳山の頂標高471mです。この辺りで焚き付け用の松笠を拾ったりしたのですが、  四等三角点があることも知りません。

 頂上からも少しの眺望ができます。眺望のため樹木を伐ると、自然保護とクレームがつく。兎角にこの世はやりにくい。

 東日本大震災により倒壊した神社の石鳥居が無残な姿を晒しています。苦行の末漸く下山します。 忘れていましたコンニャク屋を。冬は固い玉コンニャクですが、夏にはラムネとトコロテン(太心)が売られていました。ラムネの栓抜きは小さい漏斗(じょうご)です。瓶からラムネ液がこぼれないようにと理解できるのですが、トコロテンに使用する酢醤油瓶は松葉を束ねて栓がされ、食する時は割り箸を割った片方所謂一本箸だったのです。未だに所以が分かりません。いつも‘漆かぶれ’のお土産を貰っていたのですが、今日はないようです。それにしても「疲れましたー」


東鳩会第99回月例会・・・日大山形のベスト4を祝して

2013年08月20日 13時23分49秒 | Weblog

 東鳩会第99回月例会は平成25年8月19日(月)、漸くお盆行事に開放された皆が集まり‘みちのく亭’で開かれました。会に先立ち役員会が持たれます。ハットリくんの代理出席ビールが紹介されます。母校創立130周年記念事業の募金に対し、98名のご協力により550,000円を母校へ納入した旨の報告がチバちゃんからあります。次いで、コイチロちゃんから東鳩会総会を11月11日(月)ホテルメトロポリタン山形で17時50分集合、18時開会、会費7,000円で開催されることが発表されます。

 顔を見合わせると開口一番「いやー、日大山形のベスト4凄いね~」「堂々として見応えある試合だった!」「逆転する力が素晴らしい!」「お祝いの乾杯すっべ」一堂お裾分けの「乾杯~い!!」をします。

 「ナニ、ナニ、東高が女学校になった?」「じぇ、じぇ、じぇ、いつなったの?」「今年の新入生女子生徒の方が多かったんだって」とチバちゃん「今度、気骨のある男がいなくなるのか~東高にフェンシング部作ったの俺だよ」と嘆くのはハチヤくんです。「そうか、女は強くなったものな~」と納得するのはヤッサンです。「そんなもんだよ」と泰然自若として驚かないのがイタサカくんです。

 チバちゃんが話しかけます「ハラチューくん、お見限りだっけねー」「う~ん、俺も考えるところがあってね~神とは何ぞやと興味を持ってね、最上三十三観音詣りしてきたよ。途中で肩が凝ったりして神が俺に乗り移ったような経験もしたよ」とハラチューくんが神とお近づきになった話をしてくれます。

「俺、これでも東音会のバス担当だよ」とヒロユキくん。「その身体で低音でるの?」「ミサワくんから発声の仕方聞いてみて、剣道で『メーン』なんてすごい声出すんだから~」

 「チバちゃんが私に話あるて言うのよ。皆いい」とノリちゃん。「一寸だけよー」とチバちゃん。

 チバちゃんが「あのよう、俺この頃ボケんのやんだなって思うようなったのよ。ここにいる仲間といつまでもこの会を続けたいと日増しに思うのよ」「私も皆より早く逝くのんねがなて思う時あんのよ。んでもここが来ると元気貰えっべー」とノリちゃんが相槌を打ちます。この東鳩会を支える屋台骨の二人が話ます。今夜は役員会にもかかわらず参加者が少なく少し寂しいな~来月の月例会は記念すべき100回を迎えます。楽しい裏話がが聞けそうです。皆さんお待ちしていま~す。

[出席者]蜂屋会長、中山副会長、千葉事務局長、伊藤(光)事務局次長、原田、板坂、田中、佐藤(宏)、三澤の諸君と私


敗戦記念日・・・恒久平和を!

2013年08月15日 06時58分50秒 | Weblog

  平成25年8月15日(木)晴れ。今日は68回目の終戦記念日です。敗戦記念日でもあり、戦没者追悼の日でもあり、恒久不戦を誓う日でもあります。昭和20年8月15日も今日のように暑い夏、日本はポッダム宣言を受け入れたのです。「朕深ク世界ノ大勢ト帝國ノ現状トニ鑑ミ非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ茲ニ忠良ナル爾臣民ニ告ク 朕ハ帝國政府ヲシテ米英支蘇四國ニ對シ其ノ共同宣言ヲ受諾スル旨通告セシメタリ・・・」の玉音放送はノイズが多く内容が聞き取り難いものでしたが、日本の負けは分かったそうです。私は修学前で記憶にありませんが、故国の礎として亡くなった約310万人の御霊を追悼するのです。

 

  散歩の度に参拝する鳥海月山両所宮の境内の石碑が眼に止まります。山形市宮町北部班戦没者41名の慰霊と不戦の願いを刻んだものです。碑文は次の通りです。

〔平和〕われらいくさに従い大陸に海に離島に 身をすててたたかったもの 今ここに石ふみをおこし永遠の平和を誓う 民族の歴史にふかい傷跡を刻んだあの体験を ふたたびくりかえさないために 無限に貴い人間の生命と生活のよろこびまもるために 不戦のねがいをあらたにする いのち若くしてあたら戦場の花と散ったつわものたち 深夜の星を仰いで家郷を偲び肉親を思ったそのまなざしよ けれども死者の聲はよみがえらず痛ましき沈黙に 残されたものの悲しみだけがいつまでもこだまする いま仰ぐふるさとの空は澄み山は青い 不運の魂をいだく故山の平安よ永遠なれ  眞壁 仁  (昭和39年5月11日建立)

 異国で星を仰ぎ家郷を偲び肉親を思った英霊を想像し胸が熱くなります。何と残酷なことです。

 山形市郊外の共同墓地にです。1区画の墓地に二つの墓石が並んでいます。小さいほうの墓石の側面には次のような文字が刻まれています。

 海軍兵曹長〇〇〇〇当家次男性温厚昭和十一年海軍ヲ志シ横須賀ニ入ル 初メ普通科航海学校更ニ高等科ヲ卒エ第戦艦長門ニ乗リ 次ニ最鋭駆逐艦藤波ニ移ル 折シモ戦ヒ熾烈トナリ同十九年十月二十七日台湾沖ニテ名誉ノ戦死ヲ遂グ 二十八才一子〇〇アリ 昭和三十六年四月父〇〇七十四才母〇〇七十一才

 幼子の顔を脳裏に焼き付きて戦火に散って行く、耐えられない悲しみです。残された家族の哀れさも察するに余りあります。こんな悲しい思いをした家族が沢山あったのです。

 霞城公園を訪れ、歩兵第32連隊の慰霊塔に手を合わせます。歩兵第32連隊の第2・3大隊は沖縄に配属され、国吉台の洞くつで過ごし、8月末に降伏した時の生存者数は50人ほどでほぼ全滅だったそうです。あの地下のガマでの戦闘を思う時言葉もありません。

 国分寺薬師堂境内の雪部隊戦没者慰霊碑に手を合わせます。雪部隊は第36師団に所属し、弘前、秋田、山形出身者が多く中国華北・山西省で約5年戦い、昭和18年12月末ニューギニア島上陸。参戦したが補給路を断たれ、人肉以外はなんでも食べたそうです。隊員14,000名のうち生存者僅か2,000余名だったそうです。

  口では言い表せない地獄絵図だったそうです。故国のためと言いながら尊い命を犠牲にしたのです。皆前途有為な若者です。

 護国神社の裏手に塔は建っています。正面には‘陣没軍馬慰霊塔’の文字があり、戦争で犠牲になった軍馬の鎮魂の碑のようですが、以前は‘八紘一宇’の文字があったと思います。「全世界を一つの家にする」という意味の八紘一宇を日本書紀から引用し、第二次世界大戦中日本の海外侵略を正当化するスローガンとして用いられ、全国各地に‘八紘一宇の塔’が建てられたようです。これも戦争の遺物です。

 日本国憲法第9条第2項に「・・・陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」とありますが、時の為政者の憲法解釈によりいつの間にか警察予備隊が自衛隊になっています。軍ではないと言い張りますが私の読解力では理解が及びません。憲法を改めることもなくこれまでできるのです。憲法を改めないと拡大解釈してもできないものが‘徴兵制度’です。これからの少子化で隊員確保が難しくなり、加えて近隣国との摩擦がいよいよ厳しくなります。若者よ!さあ!これからどうする。国を守るのはあなた方です。


アッチッチ夏の花巡り

2013年08月12日 11時13分06秒 | Weblog

  平成25年8月12日(月)曇りのち晴れ。暦の上の立秋が過ぎても毎日暑い日が続きます。暑いというと猛暑日が続き熱中症で亡くなるる人が出ます。雨が降ったというと時間雨量100ミリもの降雨に水害が発生し、命を落とす人が出ます。雪が降ったというとどか雪となり、交通をマヒさせ日常生活を脅かします。近頃の気候は極端で丁度いいくらいが分かっておりません。地球人と似てきたのかな~

  

 猛暑を言い訳に高校野球が始まって以来テレビの前に固まり続けています。早朝、運動不足の解消にと、花を巡りながらの散歩に出掛けます。赤橙色の太陽が昇り始め、今日も暑い一日を予測させます。

 秋の収穫を前に田圃の稲はもう出穂したようです。花は終わったのかな~新米を食べるのが今から楽しみです。

 9月1日 (日)開催の‘日本一の芋煮会’を知らせる看板が眼に入ります。芋煮会参加圃場でしょうか、里芋の葉が大きく伸び収穫間近のようです。里芋の花ってどんなかな?

 歩道の植え込みの余地に沿道の家人達が花を作り、歩行者の目を楽しませてくれます。人の心が現れます。昔見たような気がするのですが、真夏にお似合いの真っ赤な花の名前が分かりません。

 清楚な白い芙蓉は一抹の憂いを感じますが、これは一日花の故でしょうか。

 

 枝に橙赤色の花が房になって咲くノウゼンカズラです。中国から渡来した花木で寄生花などの花名もあるようです。

 吾輩が植えた朝顔、三,四日前から漸く咲き出しています。朝顔の植栽は童心に帰してくれます。夏休みの宿題が終わったような気にもなります。

 我家のシロバナサルスベリです。昨秋からうどんこ病(?)、カイガラムシ(?)何か分からない病害虫が発生して花数が少なく、「散れば咲き散れば咲きして百日紅」加賀千代女 ごとき風流を楽しめません。それでも一服の清涼剤にはなります。これから転寝でもするかー


東照会第54回例会・・・梅雨も明ける!

2013年08月04日 12時56分11秒 | Weblog

 東照会第54回例会は平成25年8月3日(土)、河田恩師の11回目の祥月命日に合わせ、ホテルメトロポリタン山形で開かれました。ラジオ番組の途中を割いて東北地方の梅雨明けが発表され、天候も我々に気を遣ってくれたようです。

 県内外から22名の仲間が集まり、若さを精一杯鼓舞します。「フー、遅れてごめん、ごめん!」とニワくんが駆け込みます。「集合写真撮り終わったの、ごめん」とつれないドーメイ当番幹事です。そう言えば、ショーコちゃんの代理出席‘越の寒梅’も忘れたようです。

 会の始まり乾杯は遠くからおいでのカズちゃんが音頭を取ります。暫く振りの再会にハチヤくんが優しくサポートします。モギくんの清酒‘おお勝利’、ショーコちゃんの清酒‘越の寒梅’、キンちゃんの金一封のご芳志がホリ当番幹事より披露されます。

 まだエンジンはかかりません。年季が入ると急発進に注意するようです。「ね!ヨーコちゃん」「これからどんな料理出るのかな?」とヤスエちゃんが品定めです。

 「ほれ!ほいずよ。んねくて、ほいずよ」「どれ、こいず!んね、こいずがー」関係代名詞の話だけでも通じ合うようです。伊達に齢を重ねません。

 「今年は雨が多く我が農業は芳しくなかったな~」とホーザワくんがぼやきます。もはや、ファーマーも筋金入りです。

 カンジくんとイサオちゃん、近所同士で長い付き合いになると風貌もどこかにてくるみたいです。「タカヲちゃん!料理今来っからね、一寸待って!」「ヤノくん、何ほだい匂い嗅いで、酒腐っでいねべー」

 今夜は特別参加者として四組のコイチロちゃんとヤッさんが出席します。11月開催予定の東鳩会総会の日程調整と出席者募集宣伝のため参加したものす。

 「今の世の中、中小企業は商売が大変です」とモギくんから近況報告が始ります。「キュウリの傍にササゲを植えササゲの発芽後キュウリの茎を切るのか。う~ん、そうか!」ホーザワくんは天を仰ぎまだ農作業にこだわっています。

 「孫のお蔭で、まごまごすることなく元気で~す」とタカヲちゃん。

 「俺はカーちゃんのお蔭で元気で~す」とノーショーくん巨体を振い幸せを表現します。

 コイチロちゃん「あー忘れてた!山形国際ドキュメンタリー映画も観てくださ~い」と宣伝しますが、「ヤッさん、今夜はどうしたんだろう」至って寡黙なヤッさんを心配します。「ヤノくんは‘おお勝利’独り占め?」

 「世の中あまりこだわらずに、楽しく過ごしましょう」といつも楽しいヨーコちゃんです。ヤスエちゃんが「老化してもジムでウエートリフティングやスクワットは身体に堪えないけど、ランニングマシンは堪えるね~」と言うと「だから小学生の時から言われたでしょう。『廊下(老化)は走っていけません』って」とヤジが入ります。

 「私は東照会の特別会員ですけれど、毎年元気な皆さんと会えるのを楽しみに今年も参りました」とカズちゃんが挨拶すると、「カズちゃんが特別会員なんておかしいよ。正会員にすべきだよ!」の声が聞かれます。加えて「ノーショーくんもだべー」

 「ダンスは競技会優勝。ゴルフはエイジシューターを目指しています。只今のカズちゃんの件は正会員にしましょう。ところでノーショーくんはどうする?」とハチヤくんが近況報告とかねて話します。「夫婦は一心同体というもの、ノーショーくんも正会員だべー」とニワくんがポツリと語ります。「では今後そうしましょう」

 ノブオちゃんが「今年までの3年間で、山寺立石寺の裏山に松の木3,000本植える事業に参加しました。緑に覆われるのが楽しみです」の話に続いて、「長年やってきたスポ少の指導を辞め、その体力を維持するためトレーニングに励んだら、ゴルフのスコアが年々好くなり、去年は73のスコアを出しました」とケンちゃんが事もなげに話します。「エッ!んだら来年エイジシューター達成できるかも・・・」とハチヤくんは思わぬ伏兵に驚きを隠しません。「イチローくん、聞いてる。ここにも挑戦者いるぞ!」

 「ノリちゃん!酔ったの?飲み過ぎた?」とヨーコちゃんが手を差し伸べ介抱しようとします。「私、酔ってなんかいませんよ~」とノリちゃん。「酔った振りよ!野暮なこと言わないの~」とツチダくんが遮ります。「ウ~ン、ツチダくんは女性の心も診えるんだ!」

 「すみません、お話し中お邪魔でしょうか?」「水入らずで話しているのよ!空気を読まなくちゃ!」(写真提供:ヨーコちゃん)

 「皺を合わせて、幸せ!」と東照会のシワユキ姫はこのとおり元気です。(写真提供:ヨーコちゃん)

 ハチヤ君の指揮もと全員で山形東高応援歌‘おお!勝利’を斉唱してお開きとなります。県内の豪雨も収まり、皆さんの元気な顔と会うことができましたことは何よりにも増して嬉しいことです。来年も元気な再会を約し、‘花笠まつり’の準備に忙しい夜の街に二次会場を求めえ消えて行きます。年々元気を増してゆく女性の方には、只驚くばかりです。「おやすみなさ~い」

 「人の世にたのしみ多し然れども 酒なしにしてなにのたのしみ」牧水