575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

宗匠またもや    鳥野

2014年02月04日 | Weblog
こうなれば、宗匠は中日歌壇では言う事なしの常連
です。ワタクシの入選の報告だけでは、心が痛みま
す。ともあれ、今回の作品。

 ・目の前に扉は開き乗り込めばたちまち
  都会の闇に吸わるる

 <選者、小島ゆかりの評> 地下鉄の扉か。茫漠とし

    た都会の闇の深さを、巧みに捉えた。

当方が毎回の入選作に、感銘するのは、作者の若々しい
感性。
あの喧噪のホームから、発車の合図一瞬で、トンネル
の闇へ。シュールへの飛躍。
それを「都会の闇」と表現した新鮮な着眼と奥深さ。
間違って読み取っていましたら、お許しを。
コメント (1)
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