575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

南天がなくって   鳥野

2014年02月25日 | Weblog
2月12日は、この地方には珍しい積雪。高齢者
は転倒が命取りとあって、難渋の外出でした。
そんななか、子供たちは大喜び。早々と「雪だる
ま」や「雪うさぎ」のお目見えです。

雪うさぎは少量の雪があれば、間に合い、プラスチ
ックの容器を皿に、出来上がりが並んでいました。
でも残念なことに、輪郭をなぞっただけで、ものた
りないのです。
近くに南天の木が見当たらず、緑色の耳と赤い目の
ないウサギ。

子供たちは登校したのか、家に入ったのか。もう見
当たりませんでした。

 ・朱の実を未だに探し雪兎

 ・朱の実を探しあぐねし雪兎 もの見えぬ
  まま彷徨うており
             鳥野
               



 

 

コメント (1)
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