575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

2月句会の最終結果です。      遅足

2014年02月22日 | Weblog
まだまだ寒い日が続く中、9人の参加がありました。
ごらんのような結果となりました。

題詠「二」

①春の雪二人の電話長引いて(麗子)鳥野・能登・遅足
②紅梅も鉢も来し方二百年(晴代)智恵・えみ・すみ・麗子・立雄
③宏二さん二月生れの水瓶座(佐保子)亜子・郁子・麗子
④空き缶の轢かれし悲鳴二月尽(亜子)能登・郁子・静荷
⑤二ン月の三寒四温昼の月(静荷)鳥野・亜子・すみ・立雄
⑥春立ちて先ずは二千歩新シューズ(立雄)佐保子・狗子・郁子・童子・静荷・すみ
⑦人間に乳房は二つ花八つ手(遅足)佐保子・えみ・晴代・童子
⑧鈴の音のじゃれて二子(ふたご)の晴れ着かな(郁子)智恵・遅足・狗子
⑨二の腕の白さ眩しき雪の朝(能登)佐保子・狗子
⑩春の雪振る舞い酒を二杯ほど(すみ)鳥野・晴代・童子・静荷・立雄
⑪羽広げ二転三転天使舞い(智恵)晴代・麗子
⑫二度までも会いたくもなし風邪の神(狗子)智恵・えみ・亜子
⑬如月や更地になれど月は降る(童子)能登

自由題  

①淡雪の水面に消えて何も無し(能登)童子・すみ
②染み傷も愛(いと)し実家の忘れ雛(郁子)智恵・鳥野・えみ・晴代・立雄
③降り急ぐどの雪もみな春の雪(遅足)鳥野・佐保子・えみ・狗子・亜子・郁子・静荷・すみ・立雄
④天空をくの字くの字に帰る雁(立雄)智恵・狗子・童子・麗子・遅足
⑤飛び立ちし鳥の一閃春ひかる(亜子)能登・佐保子・晴代
⑥二年先我生きをるや山笑ふ(佐保子)亜子
⑦日を溜めて蠟梅砂糖菓子かとも(静荷)遅足・晴代・郁子・すみ・立雄
⑧春立つや外郎五色携えて(晴代)鳥野・遅足・狗子・亜子・郁子・童子・静荷・麗子
⑨湯を巡る揃いの褞袍袂揺れ(すみ)能登・佐保子
⑩閉じられた春の扉を探りあて(麗子)えみ
⑪雪の精列島冷凍ソチのせい(智恵)麗子
⑫寛永寺鐘の音(ね)凍る大余寒(狗子)智恵
⑬白猫が異界の海辺月と行く(童子)能登・静荷


次回は3月19日(水)午後1時  東鮨
題詠は「菜の花」です。


コメント
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