575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

空き缶の轢かれし悲鳴二月尽    亜子

2014年02月28日 | Weblog
今日は28日。2月も終わりです。
俳句では、これを二月尽と言い、季語になっています。
二月果つ、二月尽く、二月逝く、とも。
明日は三月。しだいに日が長くなり、寒さも緩んでくるころです。

街中で聞いた悲鳴。空き缶ばかりでありません。
耳を澄ませば、さまざまな悲鳴が。
日本ばかりでなく地球のあちこちから聞こえて来ませんか?
と、作者は問いかけているようです。
私は二月尽という季語に祈りの気持ちを感じました。
こんな句も。

   折鶴の紙にもどらぬ二月尽   友松照子

今日は春のような一日。庭の紅梅も満開です。   遅足



コメント
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