連覇を夢見た楽天ジャパン、
楽天ジャパン・オープン第6日(準決勝)では、因縁の取り組み、
全米オープンの1回戦、フルセットで敗れた相手、ブノア・ペール(フランス)
ランキング32位との対戦、あの屈辱に燃えながらの対戦、やりたくない相手に、
第1セットは錦織ペース、6-1で獲ったが。
第2セットに移ると、長身から振り下ろすショットに、圧倒された中での
第7ゲーム、ブレークポイントを5度も握りながら、ものに出来ずこのピンチを
凌いだ、ブノア・ペールに勢いづかせた、悪い流れを修正できないまま、
ペールのレベルは、一気に上がりあの鋭いショットに圧倒され、攻めきれず
4-6と獲られ、
この勢い、第3セットも、反撃の糸口も掴めないままに、ペールのエースが炸裂、
大1セットとは別人のような攻勢、超速のバックハンドなどで翻弄され、
なす術もなく2-6と逆転負け、錦織圭、待望の2連覇を成し遂げる事は出来なかった。
試合は相手のペースで進み、錦織圭の長所を生かせず最後まで苦戦させられた
試合だった。
あの、錦織が負けた相手、ブノワ・ペアは、優勝戦まで進むほどの強い相手でも、
全仏オープンの王者、スタン・パブリンカ(スイス)と対戦して、2-0(6-2、6-4)
でストレート敗退した。
バブリンカは、楽天ジャパン・オープンで初優勝、今季4勝目となる通算11勝目を挙げた。
楽天ジャパンから1週後、錦織圭は、マレーシア行を見送って、参戦を決めた。
男子シングルス:上海ローレックス・マスターズ
錦織圭世界ランキング4位から7位に後退
第2回戦の相手は初対戦の、ニック・キリオス(オーストラリア期待の若手で
ダイナミックなプレーが特徴とか)どうも、この若手世界ランキング32位だが、
なかなかのようだ。
2014年ウインブルドン4回戦でナダルを、7-6,5-7,7-6,6-3で倒し、
2015ロ-ジャーズカップではワウリンカを倒し、
2015マドリッドオープンでは、フェデラーに、6-7,7-6,7-6、で勝利し、
2015年ウインブルドンでは、ラオニッチにも7-5、7-6,5-7,6-3、で勝利している。
楽天日本オープンでは錦織が敗れた相手、ブノワ・ペールに3回戦で6-3,4-6,1-6、
で負けたとはいえ、錦織にとって油断できない相手のようだ。
油断は禁物、
上海マスターズ初戦で、あのロジャー・フェデラーでさえ、世界ランキング70位の
ラモスにまさかの敗退。
錦織にとっては準々決勝で、対戦相手になる可能性があった、フェデラーが敗れた事は、
錦織には優勝への道が開かれるかもしれないが、まづ、2回戦の相手、ニック・キリオス
に勝つことだろう。
上海ローレックス・マスターズ 2回戦
第1セット
第1セットの錦織は、立ち上がりから5ゲームを連続で取られ、錦織の、ここまで
悪い精彩を欠いて試合を見た事はなかった、本音を言えば、この試合負けるのではと
思ったくらいで、キリオスの、セカンドの200キロを超えるサーブ、ダイナミックで
多彩な攻撃に翻弄され、第2ゲームでは3度もダブルフォールを犯してブレークを献上、
思うようにサーブが入らないなどミスの連発を繰り出し、ニック・キリオスのプレーと
比べ、元気のない錦織も、徐々にペースに盛り返したが、結果は1-6で、第1セットは
落したが、これで終わらないのが今の錦織だった。
第2セット
後のない次の第2セットに入ると、錦織は徐々に自らのペースを掴むと、相手に対応して
対処できるのが,錦織凄いところで、サーブを入れる事に集中し、第1セットでは
獲れなかった、セカンドサーブからのポイントも取れるようにななると、キリオスに
ブレークのチャンスすら与えず、200キロを超えるサーブに対抗しながら、錦織独特の
あのストロークが徐々に良くなってきたことで、相手のキリオスは、徐々にミスが
目立ち始め、その為か苛立ち気性の激しさを晒し、審判への抗議や、試合中でも声を
張り上げるなど、プレッシャーなのか自ら終盤に崩れ、錦織圭がブレークして6-4で、
タイに持ち込んだ。
第3セット
タイに持ち込んだ錦織圭、さすが世界6位の経験からか持ち前のドロップショットなど
多彩な錦織ショットも出るようになり、第1セットは何だったのかと言う程の変身、
サービスゲームにも安定感が増し、ストロークも伸びて深く入るようになり、キリオス
を翻弄しながら勝負所の、第10ゲームをブレークして、6-4でニック・キリオスに
2-1(1-6,6-4,6-4)で勝利し、2年ぶり初戦を突破し、第三戦に駒を進めた。
いゃ、本当にドキドキさせたね、錦織のあのような第1セット、何をやっても思うように
いかない、特にサーブが決まらない、苦しむ錦織の試合を見て、どうしたんだと、
叫びたくなるほどの試合だったよね。
第3戦は、世界ランキング10位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)との対戦だ。
もっとすんなりと、イライラさせず、頑張ってほしいね。