徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ーバリ島ウブドで バリ舞踊三昧ーその2

2011年12月12日 | インドネシア
バリ島と言えば「ケチャ」だ。

  ワタシは「ケチャ」と言えば、芸能山城組を思い出す。
  現在も活発に芸能活動を行っているが、10数年くらい前に
  ワタシの住む、東京の光が丘で「ケチャ」が行われた。

  素晴らしかった。

  だから、ワタシは、今回、現地でケチャを見たいと思った。

  ウブドで滞在している宿から10分くらいのところで「公演」があった。
     
     
     
     あの、芸能山城組の「若者たち」のエネルギーのある「ケチャ」の
     叫びと、実際に観る「ケチャ」の叫びには「差」があった。

     写真でも分かるように、若者は少ない。

     「ケチャ」とともに生きてきた人たちなので、中年・老人に
     なっても、公演に参加するのだから、不思議はない。

     生活の一部でもあるのだ。

     また、今回も
     「そうだったのか、ケチャ」だ。(笑)

     
     

     この公演では、「ケチャ」の後に、「少女」の踊りが披露された。
     
     で、後ろに座っている人たちは、みなさんご年配の女性だ。

     
     ガムランとこのおばさん達の歌で少女は舞う。

     これが終わると「ファイヤー・ダンス」が行われる。

     人形の馬をかついだ演者が火の上渡り歩いたり、火を蹴飛ばしたりする。
     
     
     
     解説書によると「トランス状態」になるから、これが出来るとか。
     
     荒れ狂う馬を止め、聖水をふりかけ、飲ませることによって
     演者は「正気」に戻り、一連の「公演」は終了する。

   満月の夜には、ちょっと遠いが、山の中にある寺院の公演会場に行った。
     
     椰子の木の横に満月が・・・・
     
     
     
     山の中なので、とても雰囲気がよかった。演者の数も多かった。

    で、最後は「ファイヤー・ダンス」だ
     
     
     ここには「日本語の解説」パンフレットもあって、
     インドの古事に「馬に乗って不安を蹴散らす」(正確な表現は忘れたが)
     というようなことが書いてあったが、
     見に来ていた日本人の若い女性が
     「インドって、いまでも心配ごとがあったら馬に乗って歩くの?」と
     キンキン声で連れの若い男に訊いていた。

     ワタシは頭が痛くなった。(笑)
     

  

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ーバリ島ウブドで バリ舞踊三昧ーその1

2011年12月12日 | インドネシア
バリ島のウブドは文化・芸術の町と、数日前にブログに書いた。

  実際、絵のギャラリーは沢山あるし、若手作家の展示などもおこなっている。
     
     
    朝、久しぶりで徘徊ジョギングしていたら、朝にもかかわらず
    オープンしていた画廊があった。

    だれも近くに居ないのでデジカメで絵の写真を撮っていたら
    どこからか、上半身裸の老婆が現れ
    「○×▼□」と言った。

    多分、写真を撮っては「ダメ」と言ったのだと思う。

   「すみません」と言ったら、出て行った。

   ここの屋敷の「長老」なのかも知れない。

   しかし、驚いた!
    すっかり皺だらけで、垂れ下がったオッパイを「生」で見たのだから!

   ワタシが絵に近づいたり離れたりして熱心に見ていたので
   不審に思ったのかもしれない。

  さて、バリ舞踊だが、本当に毎晩数か所で行われている。
      
      バロンダンス
      
      
      
      
    舞踊はインドの『ラーマヤナ』を題材としている。
      
      
       
     踊るグループ(舞踊集団)によってストリーが違うし
     毎週公演しているから、なんだかアドリブもあるみたいだ。
      
     悪さをする猿を捕まえ、猿は「死んだふり」をするが
      
      股間からチョコンと出ているものがある!(笑)
      「お前~~~、死んだふりしやがって!」という笑いも取る。

     で、結果的に「善は勝つ」で舞踊劇は終わる。 

     
    
      
   
   

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ーバリ島 キンタマニーに行くー

2011年12月12日 | インドネシア
バリ島には「キンタマニー」という高原がある。
このような「変な地名」のところには、
これまで、オランダの「スケベニンゲン」(正しくは「スヘベニンゲン」)
中国の「金玉観音」など、現地に行って来た!(笑)

ワタシがバリ島に行くと言ったら、知人(女性)が
「キンタマニーに行け!」と命令調のメールが来た。(笑)

 で、車をチャーターしてキンタマニーに行った!

 ただの、景色の良い観光地だった。
     
      景色の良い「レストラン」から、このような景色を眺めるのが
      定番らしい。
      山はバトゥール山。

  ただ、この近辺に有名なお寺がたくさんあるので、その寺巡りもした。

     
   折から、満月の祭礼がおこなわれて、信者で一杯だ。

     最初に行ったのは ティールタ・エンブル(聖なる泉)という
     名前のお寺だ。

     
     こんこんと泉が湧いてる。

     ここには「沐浴場」があり
      
       まるで真夏の海水浴場のように「押すな押すな」の人の波
      
      それでも、ちゃんと順番を待って、水の出口まで行く
     
      「なんだか、並ぶのイヤだわ。痴漢がいうかもしれないし」と
      いう人は、並ばないで、隙間のある池の真ん中で沐浴。(笑)

     
      沐浴をした後は、着替えて持参のお弁当を食べたり
     
      家内安全を祈願したり(多分) 

     
     続々と参拝に来ます。 

     キンタマニーの奥にある寺院に行きました。
     その寺院は、腰巻と鉢巻をしていないと入場できないシステム。
     そこで、まかり通るのは、このレンタル商売。

     腰布 1枚 10万(1100円)とか、いろいろ吹っかけてくる。
     結局、腰布 1万、鉢巻(帽子状になっている) 1万で
     話をつけた。(笑)
     
     
      で、生存証明写真を撮ったら、あまりにお似合いなので
      カメラもびっくりして
      
      こんな写真になった。(笑)
      
      「はれ」の日なので、ガムラン演奏者も「背広」(上着)を着て
      演奏だ。いいな~~~~~。
      
      

     ここから、バリ・ヒンドゥー教の「総本山」のブサキ寺院に行った。
      
      この寺院には、外国人の「個人入場」は、キップ売り場で
      個人ガイドを雇わないと入場できないとされている。
      仕方ないので、その「個人ガイド派遣」窓口に行くと
      ノートが置いてあり、金額が書いてある。
      US$50ドルとか40万ルピアとか!
      「あなたはいくら出す?」というので
      「5万(約500円)」
      「え~~~~~つ!」
      「アメリカ人 50ドル、あなた5万ルピア~~~?」
      「だから、どうだっていうんだ。アメリカ人 イズ アメリカ人!
       アイ アム ジャパニーズ!」
      「日本人 金持ち」
      「冗談じゃない」
      「最低10万ルピア払ってください。その代わり、ガイドは英語で
       いいですか?」
       心の中で(バカ野郎~~。英語で話してるじゃんか~~~!)

       しょようがないので 10万ルピア払い、ガイドがついた。
      
       
       
       
       

      ガイドはそそくさと言い加減なガイドだ。

    「搭」がたくさんあるので、
     「この寺院には 搭が何個あるのですか?」と訊くと
     「沢山!」(ロット オブ)
   
    ワタシが「搭」のことを「ストゥパ」(サンスクリット語で「搭」)
    と言っても、彼は初めは理解していなかった。
    彼は「搭」のことを「ビルディング」と呼ぶ。

    ワタシがいろいろ質問するのに的確には答えることができない
    若いガイド。

    とうとう、説教することにした。
    「ガイドなら、この寺院に何個の搭があり、何層の搭は何搭とか
     ちゃんと調べて説明しなければ、ガイドじゃない」

    若いガイドは「変なおっさんの担当になっちゃった」と当惑。

   ワタシを置いて、どんどん出口に行く。

     こちらはその方が好都合で、のんびりとひとりで参観。

    そこから3時間かけて、次の宿泊地、レギャンまで行ったのでした。      
          

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ーバリ島ウブドでワダも ゴッホになったー

2011年12月08日 | インドネシア
今朝も、一番鶏の「おと~~さ~~ん」の声で起こされた。

 そのほか、夜中には「ヤモリ」の鳴き声、
 ゲスト・ハウスで飼っている、「コモド」(?)「トカゲ」の鳴き声がうるさい。
 昼はまったりしている癖に、夜になると「鳴き」わめく。

 今朝の朝食は
     
     バナナ・サンドだ。
     係の女の子は6時出勤で、6時過ぎには各ベランダにお茶の入った
     魔法瓶を置く。
     それから午前7時半から11時までが「朝食」を作る。
     部屋数が少ないので「暇」なことは「暇」だ。

   今日のワタシは、文化・芸術の町、ウブドに恥じないように
   「絵画」に勤(いそ)しむことにした。(笑)

   午前中、下描きをして、町に絵の偵察に行った。

   
   こんな、謙虚というか、見てはいけないものを見たかのような
   「シーサー」(?)
   
    こんな観光客向けの「ベトナム観光客向け絵」のようなものなら
    ワタシでも描けるかも・・・・ 

    あちらこちら徘徊して

    昼食は
     
     また、ナシ・チャンプルのランチ・定食セット。
     アイス・ティーと果物が付いて約500円。
     安~~~~っ!

    宿に戻り、昼寝。

    昼寝から覚めて、「ワダば ゴッホになる」と誓い
    スケッチブックを開く。

    頑張った!

     
    自己流、色鉛筆+水彩絵の具の新境地の開拓だ!(笑)
    
    田んぼを行く「おばちゃん」の絵だ。
    昨日のブログに写真をアップしていたものを絵にしたんです。

    どうです!
    この稲穂の微妙な色合いの違うところなど
    まるで、ゴッホなみでしょう!(笑)

    ワタシの芸術的感性が、62歳にして、たった今 花開いたのか!(笑)

    この絵を買いたいという人がいたら・・・・・

    う~~~~、困ったな~~~~。(笑)

   お絵かきに熱中してきたので、ダーウインでスケッチしたものにも
   色づけした。
    
    夕暮れのダーウインの公園と港だ。
   
    だんだん、コツが分かってきたぞ~~~!

    自己流で「ワダも ゴッホになるだ」と熱中していたら
    もう午後7時半過ぎていた。

    今夜は「バリ舞踊観賞」に行くのはやめた。

    宿の近くに、外国人でいつも満員のレストランの前を
    通ったら、不思議なことに客がいなかったので入った。

    ナシ・クニン・スペシャルを注文した。
     
     「なに?これ?量が全然すくないじゃん!」
      それで約700円もする! 

     いつも客が多いからって信用してはいけない!
     所詮、外人なんて「いいかげんな奴らが多い」と
     偏見を持ったのでした。

     彼らはいつも「パーフェクト!」とか「エクセレント!」とか
     まずくても、こんな言葉を使う。

    だから、外人のアンケートの答えなど信じちゃイケナイ。

    あらら、話が変なほうにそれてしまった。

    失礼しました。

    芸術家は神経をすり減らしてしまいました。(笑)

    もう「寝る時間」はとうに過ぎています。

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ーバリ島・ウブドの一日ー

2011年12月08日 | インドネシア
ほとんどの日本人はバリ島ツアーと言えば4泊5日くらいのものだろうが
ワタシはウブドで5泊、クタに近いレギャンで5泊する。

  だからのんびりしたものだ。

 ウブドはバリ島のリゾート地から離れた、芸術と文化の町だそうだ。

 なんだかワタシにぴったりだと思う。(笑)

 笑っちゃうのは日系の旅行社などは、バリのリゾート地から、
 このウブド観光ツアーを開催していて、結構繁盛していることだ。

  寺院めぐり、ライステラス(なんのことはない田んぼだ)、ショッピングと
  アーリーディナー(早めの夕飯)、そして締めくくりは
  バロンダンスやケチャなどの舞踊観賞だ。

   このツアーの但し書きがおもしろい。
   「ウブドに滞在の方はご参加できません」

   確かに!(笑)

  田んぼだって歩いて行ける距離だし、アートギャラリーはあちこちにあるし
  バリ舞踊など、毎晩あちこちで行われているから、ツアーに参加しなくても
  開始時間にその会場(寺院)に行けばチケットを買って入場できるのだ。

  「アーリーディナー」
   そうだよね、 舞踊が始まるのが午後7時とか7時半から
   終わるのが8時半とか9時だから、
   遠くからツアーで来る人は夕飯食べそこなうもんね。

  と言う訳で、毎日、「まったり」としていると思うでしょうが
 「まったり」しているわけではない。

  困ったことに、ウブドの一番鶏は、
  だいたい午前3時15分から3時半の間に鳴く。

  それで、もっと困ることは、この鳴き声だが
   「コケコッコー」とは鳴かない!
   だみ声だから
    「おとーさ~~~ん」と鳴く、いや!そう聞こえる。(笑)

    この鳴き声に「起こされる」のだ。(苦笑)
   もっともトイレに起きる時間でもあるが・・・・・

    この「おと~~さ~~~ん」と鳴くニワトリは、
   その後もず~~~っと一日中「おと~~~さ~~ん」と鳴き続ける。
   とっ捕まえて、首を絞めて、「うるせ~~~!焼き鳥にするぞ!」と
   言いたいくらいだ。

    
     午前6時くらいから明るくなる。
    その頃にはベランダのテーブルの上には新しいお茶が魔法瓶に入って
    置かれている。

    ベランダから田んぼを見ると
     
     アヒル達の出勤時間だ

     ワタシはシャワーを浴び、ついでに洗濯をする。
     バケツがあるのだ。バケツがあると、ついつい洗濯してしまう。

     もう毎日洗濯しているから、清潔!(笑)

   この苦難・苦難・ゲストハウスは「朝食込」だ。

     
     今朝の朝食だ。トースト1枚の上にオムレツが載っているだけだ。
     でも、メニューは毎朝変わる。
     昨日はクレープのようなものだった。
     フルーツは毎日出る。コーヒーはジャワ・コーヒーでドロッとしている。

     どうせ「昼飯」を食べるから、朝食はこんなもんでもよい。

     ワタシは、この時に、自分の魔法瓶にホット・ウオーターを貰う。
     「コーヒー」や「味噌汁」を飲むためだ。
     
      朝の「生存証明」

    11時半くらいまで、ベランダでブログをアップしたり、
    今後の旅程を考えたり、コーヒーを飲んだり、読書したり
    優雅(笑)に過ごす。

   その後から徘徊にでるのだ。

     
     こんなお店があったり、
     
     
     
     お寺で女性たちが供物を作っていたり、
     なんだか近いうちに盛大な儀式がありそうな予感
     
     長老たちがなにごとか相談していたり、
  
     道を歩いていると、バリ舞踊の会場となるところでは
     今夜の催し物が案内がでていたりする。
     
     これらを見ながら、今夜は「バロンダンス」にするか
     「ケチャ」にするか、場所は宿から遠い方が良いか
     近い方が良いか、目星をつけておくのだ。

     徘徊しながら、「ライス・テラス」まで行ってみた。
     
     
     
      驚いたことに、こんなところにも「宿」がある。
     どうやら、宿泊者はウブドの町から電話すると
     ここの宿の従業員がバイクで町まで下りて行き
     バイクの後ろに客のトラックなどを積んで来るのである。

    ワタシは道を譲りながら、
     「夜なんかどうすんだろう?町に出れないな~~」と思った。
    田んぼを一日中みていたら「飽きるぜ~~~」(笑) 

    田んぼを見て、引き返してくると集会所のようなものがあった。

    そこの片隅に張りぼての像が無造作に置いてあった。
    無造作は無造作なのだが、観る位置から見るとドキッとする
     
      裸の女性にクリシュナ神が・・・・
      「なにしてるんだ!」(笑)

      そこから少し離れたところで
      
      お昼寝中のおばさんたち。
      「こちらは問題ない!」(笑)

      各家の門柱には「シーサー」の代わりに色々なものが置かれている。

      
      かわいらしね。
      
      こんな家には「絶対に夜這い」に行ってはいけません。
      住んでいるのは、こんなおば~~ちゃんですよ~~。

      午後も大分過ぎたので「昼飯」を食べにレストランに入った。
      
      これは「ナシ・クニン」という料理だ。
      この「ナシ・クニン」のほうは
      サテー(焼き鳥)2本、エビの唐揚げ2匹、ジャガイモの天麩羅(?)
      オムレツ(少々)、モヤシ、カレー味のライス

      同じような料理に
      
       ナシ・チャンプル というのがある。
       こちらは、焼き鳥、厚揚げ、ゆで卵半分、ミンチした肉のようなもの、
       揚げせんべい、モヤシサラダ、白いご飯 

    どうです?

      どちらも、お父さんの「晩酌セット」として
      ピッタリじゃ~~ありませんか!

      これが5、6百えんですから、
     日本食屋行って焼き鳥を注文するより、はるかに安くつく。

     もう、ワタシは、毎晩「これに決めた!」
     ただし、バリ島でだけね。   
     

     

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