徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人世界放浪昼寝旅ーマレー鉄道に乗るー12月17日

2011年12月20日 | マレーシア・シンガポール
KLセントラルから8時45分発の列車番号10、バターワース行、急行に乗る為
早めに宿を出る。
駅まで徒歩10分だ。
     
     
     セントラル駅は近代的な駅で、案内板も完備している。
     時間が早いので、朝食を取ることにした。
     マクドナルドに行くと長蛇の列で、なかなか前に進まない。
     業を煮やして、ほかの店を探す。
     「ダンキンドーナツ」があるので覗いてみると
     モーニング・セットもある。
     さすがに朝からドーナツではない。
     
     クロワッサンとたっぷりのコーヒー。
     
     15分前に改札口に行くとまだ改札には入れない。
     
     出発時間の8時45分になって、やっとホームに降りることができた。

     列車は8時55分に出発。
     
     
     ワタシは一等車(とは言わないらしいが)だ。
     二等車(とは言わないらしい)は、ほぼ満席らしい。

     出発すると、菓子パン1個とミネラルウォーターが配られた。
     

     
     
     トイレは洋式とアジア式の2つがある。

     列車のスピードはそれほど速くはない。
     車窓からは
     
     モスクや
     
     ヒンドゥー寺院が、各駅に近づくにしたがって見えてくる。

     4時間ほどで、「IPOH」(イポー)の駅に着いた。
     
     駅舎は立派で、植民地時代には、このイポーは高原の避暑地として
     有名なところだった。今でも避暑地として有名だ。
     作家の有栖川有栖の推理小説『マレー鉄道の謎』の舞台となった
     場所だ。
     降りてみたいが、その時間的余裕はない。
     列車は3分くらいしか停車しない。
     この一等車の乗客のマレー人たちはここで下車し
     ワタシの車輛には外人の老夫婦とワタシとマレー人の中年の女性ひとり
     そしてニュージーランド人の家族4人とパキスタン人の家族4人だけと
     なった。
     ニュージーランド人もパキスタン人も女の子がふたりずつだ。
     結果はどうなったかと言うと
     自由奔放に育てているというニュージーランド人のガキ(失礼)と
     パキスタン人のガキ(失礼)が
     通路で徒競争したり、かくれんぼしたり、
     スーパーマーケットの店長・店員ごっこをしたり、
     もう、うるさくてしょうがなかった。

     日本人だったら、親が
     「ほら、だめよ。他のお客さんにご迷惑でしょ」とか言うのだが、
     彼らは一切ガキに注意などしない。
     むしろ、「good!」とか言っている。

     騒音から逃れるために、たまにデッキに出る。
     
     ドアが開いている。結構横ゆれがするので危ない。
     
     連結車輛のつなぎ目を上から写真に撮る。
     
     鉄橋だ
     
     鉄道付近はいたるところで工事をしているので列車はゆっくり進む。
     貨物列車は20数量編成だ。
     数量を増やさないと採算が合わないのだろう。
     
     
     
     大きな湖のようなところの真ん中を通る。
     
     大雨で水かさが増せば間違いなく冠水だ。
     
     駅では、あれ何んて言うのでしょうか?
     わっかのようなもの、なつかしいな~~~。

     8時間ほどかかり、バターワースの駅に到着。
     
     
     引っ張っていたのはこのディーゼル機関車でした。

     バターワースの駅舎は
      
      こんな感じで、駅前には「両替所兼コンビニ」が一軒あるだけです。
      
      機関車が展示してあります。
      フェリー乗り場が書いてありますが、工事中なので
      バス・ターミナルの方を迂回して行かなければなりません。

      フェリーの料金は1.20MRです。
      窓口では紙幣をコインに変えるだけです。
      
      その小銭を右の改札口でコイン投入口に入れてバーを押して
      中に入ります。
      香港のスターフェリーと同じですね。

     フェリーに乗って対岸のペナン島に渡ります。
     ペナンは観光客に人気のある島で、
     アジア各地からクルーズ船も出ています。
      
      香港発のスター・クルーズ
      
      どこの国のクルーズ船かしらないが、色っぽい船。
      船って英語では「女性名詞」ですよね~~~。

      で20分ほどで対岸のペナン島、ジョージタウンの町に到着です。

      ワタシの宿泊した宿は、その名も「GeorgTown Hotel」
       
       名前は良いが、久しぶりの
       
       超狭い部屋。
       でも一泊だけだから我慢ができる。宿泊料約2500円
       

      
     
           
     

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徘徊老人世界放浪昼寝旅ーマレーシア・クアラルンプル徘徊ー12月14日

2011年12月20日 | マレーシア・シンガポール
朝、朝食を取るため、さまよい歩いていたら、
やはり華僑のレストラン(食堂)なのだが、レストランの中に屋台風の店が
数軒あるレストランがあった。
今風に言うならば、「フードコート」だ。
ただ、今風の「フードコート」のような清潔感はない。

どの屋台にも、
 「雲呑麺」(ワンタンミン)「大」5.5MR「中」5.0MR 「小」4.0MR と
 ガラスに書いてある。値段は同じだ。
 だから、客を集めるには「味で勝負」と言う事になるのだろう。

 僕はその屋台の一軒で「雲呑麺」の「大」を注文した。
 やがて、運ばれて来たのは、小さなお椀に入った「ワンタンスープ」
 お椀の中にはワンタンが3個入っている、
 それと皿に盛られた炒麺だ。

 僕は「ドキリ」として、ワンタン麺って「湯」(スープ)に
 入っているんじゃないの?と屋台のオバチャンに言った。
 オバチャンは「この辺じゃ、ワンタン麺ていうのは、それのことよ」と
 言って笑った。
 「ワンタン入りスープ」と「炒麺」
 確かに、間違いなく ワンタンと麺だ!→「ワンタン麺」!

 こんな時に限ってデジカメを持っていない。

 食べ終わり、お金を支払う時に、
 オバチャンは「ム・ホーイ・シー・ア」(こめんよ)と広東語で行った。
 僕も広東語で「モーマンタイ」と答えた。
 「あんたどこから来たの?」
 「日本から」
 「アイヤ~~~、トーチェ・トーチェ」(え~~~っ、ありがとね)

  なんだか、今日一日、出足が好調だ。

  クアラルンプルは大都会なので、CITI Bankもある。
 僕はこの旅行にあたっては大金を持ち歩いてはいない。
 CITI Bank で現金を引き出して当面の資金にしている。

  今日の朝イチの仕事は、このCITI Bank に行くことである。
   
   電車でCITI Bankのある駅で下車した。

  CITI Bank の隣がインターコンティネンタル・ホテルだ。
  なんでも、以前は、日航ホテルだったのだそうだ。
  ロビーにはクリスマス・ツリーが飾られ、
  フロントではお金持ちそうな人がチェックアウトしている。
  ソフィステケーテッドなホテルだ。
  今の僕にはまったく不釣り合いのホテルだ。

   ここから、僕の徘徊は開始だ。
    
    
     
    もう名前も忘れてしまったが、この建物の前では
    超ショート・コースの車のレースが土・日と行われるらしく
    今日の「金曜日」は公開練習日のようだった。
    どんどん中に入っていったら、「パスを持ってなければこの先はダメ」と
    言われてしまった。

    そこから中華街
     
     
     

    ヒンドゥー寺院
     
     
     
     
     
     
     これなど、ここは南インドですと言っても「納得」してしまうだろう。

    セントラル・マーケットを巡り
    ジャメ・モスクへ
     
     金曜日とあってムスリムの人たちでごった返していた。

     このモスクから、また徒歩で国立モスクへ行った。
     国立というだけあって、広いモスクで、なんでも今日は
     特別の礼拝日で、国のオエライさんも来ているので警備が厳しい。
     
     お昼の礼拝が終わると
      
      人・人・人の波だ。
      モスクの出口の周囲には「屋台」がならび、大変な混雑だ。
      さすが商売人だ。
      礼拝の終わるのが午後1時、皆 お腹をすかせて出て来ることを
      予測しての商売だ。

      一方、玄関口の横の「貴賓館」通路からは
      
      白バイに先導されて
      
      出て来る「首相」(?)「国王」(?)の車。
      その後に車列が20台くらい続いた。
      
      さすが、ナショナル・モスクだ。
      

      ナショナル・モスクの向かい側は「アルジャジーラTV局」だ。
      
      
      この近所にムスリム・アート・ミュージアムがある。
      ムスリム芸術や世界の美しいモスクのミニチュアーが展示してある。
      
      
      この博物館をでて、旧マレーシア鉄道のKL駅に向かう途中で
      スコールに会った。

      ナショナル・モスクの階段口で雨宿りすることにした。
      雨宿りしている最中にも団体観光客がやってくる。

     その中の、個人で組んだ団体なのか8人組みの団体が
     僕の座っている隣に並んで腰かけた。
     会話は中国語だ。
     僕は話しかけてみることにした。
     「みなさんは中国からですか、それとも台湾からですか?」
     「私たちは中国からです。あなたは?」
     「私は日本人です」
     「どうして中国語を話すことができるのですか?」
     「この4月まで、香港に居て、中国にもしょっちゅう行ってました。
      みなさんは中国のどこから来たのですか?」
     「私達は広東省の東莞から来ました」
     「え~~~!東莞!」
     「東莞 知ってるんですか?!」
     「はい、太平のアパートにも住んでました」
     「それじゃ~~、太平の何区ですか?」
     「五区」
     「五区なら富民花園を知ってますか?」
     「私は あそこに住んでました!」
     「私の親戚は富民花園に住んでます。時々行きますよ」

     大変な出会いになってしまった。(笑)

     みな、30代から40代の男性4人に女性4人、つまり夫婦だ。
     相当のお金持ちではければ、海外渡航も難しい国だ。

     「みなさん、大金持ちで、会社じゃ「老板」(社長)なんでしょ?」
     「ははは、違いますよ。名刺ください」と言われたが
     今の僕には「名刺」などない。
     ここから始まるのだ。(笑)
     「チャンスがあればあなたの会社のお手伝いをしたい」と。
     
     丁度、その時、彼らのミニバスがやって来た。

     僕はほっとした。

     雨が上がったので、僕は歩きだした。

     明日から始まるマレー鉄道の旅にふさわしく、
     旧マレー鉄道の始発駅を見てみたかったからだ。

     
     ここが、現在は鉄道省になっている。
     車の出口・入り口には鉄道時代の信号機がある。
     この向かいが旧マレー鉄道の始発駅、クアラルンプル駅だ。
     
     現在はコミューターの駅として1階とプラットホームが使用されている。
     
     
     軌道が狭い旧式の方式を取っているため、現在ではクアラルンプル
     近郊のみの運行となっているようだ。

     確かに乗車して見ると車内はせまい。
     東京でいえば、大江戸線や都営地下鉄の車輛のように狭い。

     この電車に乗り、次の駅のセントラルで下車し、
     宿に戻ろうとした。
     昼飯もまだ食べていない。時刻は4時に近い。
     これから昼飯を食べれば夜は食べれなくなってしまう。

     インド料理屋、と言っても、この界隈にはしゃれたレストランはない。
     「食堂風」の店だ。
  
      そこに入り
      
      マサラ・ドーサとコーヒーを注文した。
      看板がタミル語で、
      英語でカーヴェリー・レストラン(南インドの川の名前)だ。
      南インドなので「チャイ」ではなく「コーヒー」が常道だ。

      何年ぶりで「ドーサ」と「コーヒー」を注文したことか。

      この写真では、まだ「サンバル」(カレー汁)が来ていないので
      「サンバルは まだ?」と言ったら、即座に持って来た。

      食べ終わり、支払いは7.5MRだった。

      
      夕暮れ迫る宿に戻り、明日の準備をして、
      夜8時過ぎに、また中華とビールを食べに出かけた。

     いよいよ、明日からマレー鉄道、マレーシアからバンコックの旅に出る。

     
     
          
      
      
     
         
     
     

       

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