徘徊老人のひとりごと

地球上を徘徊する75歳のボケ老人のひとりごと

徘徊老人のひとりごと ホーチミン日乗(令和元年9月6日、金曜日、曇りのち晴れ)

2019年09月13日 | ベトナム
   今日でグランド・ホテルをチェックアウトするので
   部屋の壁に
         
         こんな絵が掛けてあったので、チェックアウトの時間まで
         
         ホテルのメモ用紙にボールペンで模写し、
         
         水彩絵の具も持って行ったので、チョチョッと彩色して残して来た。(笑)

    11時半にチェックアウトして徒歩で10分の
         
         ホテル・コンティネンタル・サイゴンに移動した。

      目の前がオペラ・ハウス(市民劇場)
         
         に位置する、これまた由緒あるホテルだ。
         
          インドシナ戦争当時のホテルの写真だ。
         
         ラジオ放送局も兼ねていて
         
         フランスから毎日情報が寄せられるので新聞記者たちが集った場所でもあったらしい。
         そして有名人などが宿泊したホテルとしても有名で
        
      英国人作家で『Quiet American』(邦題「おとなしいアメリカア人」で
      有名なグラハム・グリーン(カタカナではグレアム・グリーンのようだ)の
      滞在した部屋の前にはこんなプレートが貼られてある。
      
      インドの文豪タゴールやフランスのシラク元首相も実業家時代に
      このホテルに宿泊したそうだ。
   チェックインが始まる前に、この有名人が宿泊した部屋を探したりした。
 
   ロビーで読書などしていると部屋の準備ができたので部屋に案内された。
       
       廊下も風情がある。
    
     オペラ・ハウスが見える部屋だ。
     
      バスタブもついている。
    部屋履き用のスリッパは
         
         シュロのスリッパなのだろうか?
    
    こんな感じで履き心地はよい。通気性と軽いのがよい。
    カミサンへのお土産としてもう一足あったスリッパをトランクに仕舞った。(笑)
    この部屋が朝食付き1泊10938円だからワタシでも宿泊できる!

  今夜はオペラハウスで
    
    竹を使ったサーカス(曲芸)というかベトナムの民族芸能を取り入れた
    モダンな舞踏を観に行くことにした。
    一番安いカテゴリーの席でも70万ドン(3500円)
    もちろんこのカテゴリーの席だ。
    
    オペラハウスの中はこんな感じだ。
   「演技」は6時半から1時間だったので7時半には終了した。
   ホテルに戻り、一休みして食事に出かけたが、結局、ホテルの近くで
    
    日本食屋で刺身の3種盛りとサーモンの握り2個とビールと日本酒を飲み
    48万ドン(2400円)で納めた。
  でも、これじゃ腹が減るかもとサークルK(コンビニ)で缶ビール2缶(130円)を
  買ってホテルに戻った。
      
       珍しく月が出ていた。
     
     夜のホテル・コンティネンタルも風情がある。

   部屋に戻り、風呂に入り、以前に買ってあったカップヌードルと缶ビールで
   寝る前の一杯。
   ここのテレビにはNHKは「NHKワールド」しか入らない。
   NHKワールドは糞面白くない番組だからチャンネルを変えて
     
      インドのブレーキング・ニュースを観る。
      月面着陸衛星が順調に月に着陸する予定であることを何度も伝えている。
      
         

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徘徊老人のひとりごと ホーチミン日乗(令和元年9月5日、木曜日、曇り時々晴れ)

2019年09月13日 | ベトナム
  今朝も3時に目が覚めた。
  冷房を使用しない室内温度は25度なので冷え症のワタシは冷房を使わない。
  今朝も朝風呂に入りというルーティンだと、まったく熱海に居る時と同じだ。
  旅の「非日常」ではなく「日常」そのものだ。
  今日も朝ドラを観て、朝食を取り、午前中は運動のために散歩に出かける。
  グランド・ホテルには中庭にプールがあるのだが、デッキチェアーが雨に濡れているようなので、
  プールサイドでまったりできないのが残念だ。
  カジノもある。(笑)
  でも賭け事は宝くじ以外にはあまり興味がないので行かない。

  午前中の徘徊は日本食屋が並ぶレタントン通りに行って見ることにした。
  8年前には、なぜか「温かみ」のあるようなホッとするような日本食屋があったのだ。
  店内には日本の漫画本が置いてあったり、
  通う人は単身赴任の駐在員が一人で定食を食べていたりした。
  今朝、ホテルを出る前にスマホで8年前にホーチミンに来た時に行った「大黒屋」という日本食屋があるかどうか
  確かめて見ることにした。
  だが、レタントン通りの様子は様変わりしていた。
  一風堂という日本でも有名なラーメン屋があったり、焼肉屋があったり、今はやりのような居酒屋があったり、
  うどん屋があったり、怪しげなマッサージ店では店内で派手なアオザイ姿の若くはない女性が化粧をしていた。
  さすがにこんな朝10時頃から客引きはしない。
  こりゃ~、夜来たらびっくりするだろうな~~~。
  日本式ホテルもある。
  「東屋」というホテル・チェーン店が2店舗を構えている。
  なんでもホテルの屋上には露天風呂があり、もちろん日本語OKで、朝食は和食で館内には居酒屋があるという。
  日系企業のベトナム進出に伴って需要があるのだろうな~~~。
  結局、「大黒屋」は見つからなかった。
  グーグル地図で調べて見ると「閉店」とあった。
  レタントン通りを戻って中央郵便局
      
      で、一休みし
      
      郵便局前の教会の写真を撮って(観光客のみなさんが撮っているから。笑)
      
      郵便局の向かいにある学校でなにかイベントが開催されていた。
      黄色いアオザイ姿の妙齢のお姉さんたちは学校の先生?なのか児童のお母さんたちなのか興味がある。(笑)
      横断幕に書かれた文字をスマホの翻訳アプリにベトナム語を入力してもなんのことか分からなかった。
  ここまで来たついでに「統一会堂」
      
      に行った。
      今回は一階に「記録映像室」という部屋があって、日本語での映像の部屋や英語での部屋などがあったので
      休憩がてら日本語の部屋でベトナム独立までの映像が放映されていた。
      もちろん、客などワタシ以外にだれもいない。
      ひとりで観ていると、ベトナム人観光客らしいおっさんが入って来て
      たばこを取り出して「たばこ吸ってもいいのかな?」と多分言ったと思う。
      イスに腰掛けてライターでカチッとたばこに火を着けた。
      暗闇のなか映像の光にたばこの煙が白く揺らめく。
      「おっさん!勘弁してよ」と心の中でひとりごと。
      それを察してか一服すると部屋を出て行った。
      館内禁煙なので、おっさんはそうとうたばこを吸いたかったんだろうな~。
      人のいない部屋を狙ってはいったのだろうが・・・。
      「統一会堂」の庭にある店でココナツ・ジュースを買って飲んだ。
  一息ついて、ホテルに戻る途中、
      
      インドレストランで ベジタリアン・ターリーとビールで900円。
      
       窓の向こうはコロニアル調の建物が風情を醸し出す。

    ホテルに戻る途中、ホテルの近くの高級中華料理店の水槽の中では
      
      高級魚が喧嘩をしていた。(笑)
      この喧嘩の顛末を見たいから、しばらく見ていたが、これより激しく噛みあったり、血を流すほどの
      激しさでもない。お互いがこれ以上傷つけあうと商品価値が下がると思っているのだろうな~~~。
      食べられる運命にストレスが溜って、時には「八つ当たり」したくなるんだろうな~~~。
      「分かる!」
    ホテルの部屋に戻り、いつものように昼寝をし、読書。
    今年の芥川賞の受賞作「むらさきのスカートの女」はいつもむらさきのスカートのはいている不思議な女が
    ホテルの清掃係のアルバイトになり、様々な事件を起こすストーリーだ。
    客が残したものを持ち出したり、と。
    ホテルの部屋でこういう小説を読むと、俺が残して行ったホテルの備品を持ち出したりは「あるある」だよな~。
    客の素行も知られるしな~~~。(笑)

    明日、このホテルをチェック・アウトする。
    今夜はド~~ンと高いものを食べようかと思ったが食べたいものがない。
    場所がら、なんでも高い。
    ホテルの周りをぐるぐる回って、結局、ホテルの向かいにある小汚い地元民御用達の食堂に入った。
    窓などないドアもない(笑)オープンエアーだ。
    で、テレビがあって、ベトナム対タイのサッカーの試合が放映されていた。
        
        海鮮炒飯 325円! 
        タイガー・ビールを飲みながらサッカーの試合を観ていると、
        あれっ!あのワイシャツ姿のタイの監督は日本人じゃないの?
        日本代表の元監督の西野さんじゃないの。
        試合はタイの放送局が放映しているのでタイ側の西野監督の姿が時々映し出される。
        試合は結局引き分けで、ビール1本で粘っていた地元の客も「負けなくてよかった」と店を出る。
        ワタシはビール2本。(笑)
        今夜は炒飯とビール2本で675円!

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徘徊老人のひとりごと 熱海日乗(令和元年9月12日、木曜日、曇り時々雨)

2019年09月13日 | 日記
  11日に帰国してみたら台風15号の影響でベランダに置いてあったものが飛散して悲惨な状況になっていた。
  羽衣ジャスミンの花棚はつっかえ棒が外れて落下していたし、サンダルは飛び散っているし、
  植木鉢はひっくり返っているし、
  分別ごみ用にペットボトルだけ入れたゴミ袋はどこかに飛んで行ったようでペットボトルだけが散乱していた。
  とりあえず、今日から後片付けをしようとした。

  朝、激しく雨が降った。
      
      風もないのに夾竹桃がベランダのいつもの位置ではなく傾いているのに気が付いた。
      5階に行ってみると
      
       台風の風で夾竹桃の木が傾いたのだ。
      
       あらら、根っこが抜けそうだ。
      北西の風の通り抜ける所に植えてある木なのでモロに風を受けて傾いたのだ。
      この木を元通りに直す人は、ワタシ以外にいないのだから、また仕事が増える。
      
      ワタシの第3の「庭」路地には落葉が散乱していた。
      まだ雨にぬれているので、落葉の撤去は乾いてからだ。
      
      マンション前の石垣ガーデンでは車が出る時のための反射ミラーのそばに崖から落下した竹が・・・。
      これもワタシが片付けなければならない。
      
      花もすっかり倒れてしまっている。今年は沢山花が咲きすぎたので、自分の重さで強風で倒れたのだろう。
      これも間引きしてやらないと・・・・。
      歩道に散乱した落葉や小枝は市役所の落葉清掃車は取り除かない。
      車道の片隅に落ちているのだけバキュームみたいので吸いとってゆくだろうから、
      歩道に落ちた落ち葉や枯れ小枝を車道に掃き出しておかなければならない。

     市役所の清掃車が来るのは相当先のことだろう。
     熱海市でも山間部の道路には倒木などが多く、交通の妨げになっていて、そちらの方を重点的に
     復旧に努めているからのようだ。

    ワタシの住むマンションのすぐ上のライフケア・マンションは数カ月前から足場を組んで外壁作業をしているのだが
    台風の影響は全然ないようで、足場やシートに被害の跡は見られなかった。
    台風の風は一定方向からばかり来ているようで、建物の位置によってはなんの被害もなかったのだろう。
    散歩コースにある洗濯屋さんの鉢植え花壇には花が咲いて倒れたりひっくり返った様子はない。
    奥さんに訊くと「ここはぜんぜん風が来なかったんですよ」とのことだ。
    でもすぐ近くでは竹が倒れて道を塞いだので市役所が来て撤去して行ったとのことだ。
      
      散歩コースでも場所によっては枝が折れたりしていた。

    ワタシの部屋のルーフトップの向こうの大きい楠は健在でガッカリした。
    この楠が倒れたり枝が折れたりしてくれれば、もっと視界が開け展望がよくなるのだがな~~~。

    明日からは、誰にも頼まれもしていないが復興作業で忙しくなるな~~~。(笑)

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