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おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

どうして大惨事が起こる前に改善されないのか

2005-04-28 23:38:50 | 世間世界
 JR西日本の大惨事。日ごろの労働管理の問題点が指摘されていたにもかかわらず、いっこうに改善されず、起こるべくして起こったという今回の大惨事。
鉄道の使命を安全第一ではなくて、企業の収益優先、合理化優先、労働管理強化に。こうした手法が国鉄末期からJRへとますます引き継がれ、乗客からも働く職員からも批判や心配や不安が語られていた。
 マスコミもこういう事故が起こって、初めて大きく取り上げる。もし事故が起きなければ、いまだに公には出されず、人命軽視(職員も乗客も)の企業運営が行われていたのであろう。幹部は、今でも今回の事故がどうして起きたのかについて、責任回避をしている感じだ。
 事故直後には大々的に大きな写真を使って、まことしやかな「置き石」説を披露。なかには、おかかえ(?)評論家もその説を支持してマスコミに登場していた。「その電車の通過前に誰も線路内に入っていない」という目撃証言も全く無視して、さすがに国土交通省も苦虫をかんだような会見をする始末だった。また、関西経団連の役職を辞める気はないと早々に発表した会長。
JRになって以来、ますます利益優先主義になったJR。
 いったいなぜもっと早く内部からの悲鳴・告発を受け止めなかったのか。北海道でも東京でもこのままではどのJRでも起こりうる事故。今度はいよいよ新幹線か。
 知り合いの某私鉄の社員、「うちはそんなに電車の遅れは気にしてませんよ」これくらいの余裕が欲しい。でも、沿線の乗客はそうした姿勢に文句を言っているらしいから、これは、乗客の側にも問題があるかもしれない。
 聞いたところでは、外国の鉄道はもっと時間に関してはもっとおおらかなようだ。定刻に発車して定刻に着くなんて言うこと自体が不思議なのだ。
コメント
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