
石川県の水田はもう根付いた早苗が初夏の風にさやさやと揺られています。その水田で今採餌のために活発な動きの目立つのがシラサギやアオサギ、ゴイサギなどのサギ類です。
そのサギの中でも漁の名人といわれているのが今日の写真の「ゴイサギ」です。この季節は水田に豊富にいるオタマジャクシや蛙などを狙っているようで、私はこのゴイサギの鋭い目や鮮やかにブルーのマントのような羽の色がが好きでよくレンズを向けます。
昨日は手取川に沿って広がる加賀平野のかなめの部分、白山山系の山々が平野部と交わる能美市和気町まで行ってきました。その和気の水田で見つけたゴイサギです。

ここ数日フェースブックなどに書いてきましたが、石川県和気町は日本共産党の創立にも参加し戦前は階級的労働運動の組織者、プロレタリア作家として活躍し戦後は京都選出の衆議院議員としてその生涯を反戦・平和のために捧げた「谷口善太郎」の出生の地です。その生家跡に谷口善太郎の業績を後々まで残そうと「顕彰碑」「文学碑」が建てられています。
その顕彰碑の前で毎年続けられてきた「碑前祭」が38回目を迎え、京都から元参議院議員の西山ときこさんら三人の来客も迎えて開催され、そのあとの「偲ぶ会」では最近「谷善と呼ばれた男」(新日本出版社刊)を出した方たちから興味深いのお話を聞くこともできました。
写真は碑前祭の様子で、話しているのが西山ときこさんです。





