写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

迫りくる朝霧 霧の向こうに希望はあるか

2013年05月24日 | 写真

昨日に続いての「朝霧」の写真です。医王山の最高地点に近い夕霧峠の富山県側斜面はスキー場になっていてその向こうには二昔ほど前の人たちには散居村のイメージで知られた砺波平野が広がります。そしてさらにその向こうには新潟県の日本海から立ち上がる朝日岳から始まる北アルプスが唐松岳、剣・立山・槍などの名峰を経て穂高にいたる大パノラマがさえぎるものなく視界に入る景観が広がります。そんな朝の風景をカメラに収めたいというカメラマンが早朝からこの夕霧峠から富山県側の国見ヒュッテにいたる林道のあちらこちらの撮影ポイントでよく三脚を立てています。
ただこの朝は平日ということもあり、夜明け前は北アルプスも砺波平野も霧の中ということで夕霧峠に立つのは私ひとりでした。その私に向っても霧が迫ってきてやがて私自身も霧に包まれてしまいました。その迫ってくる霧の様子がこの写真です。
夜明を迎えて明るくなってくるなかで囀るウグイスやカッコーの声を聞きながらしばらく待っているとやがて私の回りから薄紙を剥ぐように霧は去り砺波平野を覆う朝霧の向こうから朝陽が姿を見せました。


今日は金沢市で日本共産党の演説会が開かれます。また原発ゼロ実現を目指す「どいね☆原発」の金曜行動が金沢駅東口で開かれます。
一見右翼的な潮流が覆っているような日本の政治状況ですが、国民の命や暮しを大切にしようという人たちの活動も粘り強く続いていて新しい希望の道筋も見えています。金沢でも今夜の日本共産党の演説会がそんな希望への道をさらに大きく切り開いてゆく一里塚となって欲しいと思います。
コメント
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