私的図書館

本好き人の365日

のんびり連休

2006-05-06 14:09:00 | 本と日常
もう連休もおわっちゃうんですね。
今年は近場にちょっと出かけただけで、アパートでのんびりしていました。

連休前に買い込んだ本は、

ラルフ・イーザウの*(キラキラ)*『ファンタージエン秘密の図書館』*(キラキラ)*

ターニヤ・キルケルの*(キラキラ)*『ファンタージエン愚者の王』*(キラキラ)*

ダイアナ・ウィン・ジョーンズの*(キラキラ)*『ウィルキンズの歯と呪いの魔法』*(キラキラ)*

松下幸之助の*(キラキラ)*『素直な心になるために』*(キラキラ)*

荒俣宏の*(キラキラ)*『レックス・ムンディ』*(キラキラ)*

などなど♪

『秘密の図書館』は昨日読み終わりました☆
ドイツの作家数人がエンデの『はてしない物語』に捧げた新たなファンタージエンの物語。

その第一弾、ラルフ・イーザウの『秘密の図書館』の主人公は、『はてしない物語』で主人公バスチアンが逃げ込んだ古本屋の主人、カール・コンラート・コレアンダー氏*(びっくり2)*

彼の若き日の冒険と、バスチアンが手にすることになる表紙にアウリンの刻まれたあかがね色の本、「はてしない物語」がどうやってコレアンダー氏の手に渡ったかが語られています☆

エンデの『はてしない物語』が大好きなので、この作品も楽しく読めました♪

あと荒俣宏の『レックス・ムンディ』はダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』の解説で、荒俣宏氏自身が書いていたイエス・キリストの謎に挑んだアドベンチャー・ホラー(?)小説。

こちらでは十七世紀の画家ニコラ・プッサンの「アルカディアの羊飼いたち」という絵画が重要な鍵になっていて、南仏の小さな村、レンヌ=ル=シャトーで発見されたといわれるキリスト教の聖遺物の謎について、大胆な仮説が展開されています♪

『ダ・ヴィンチ・コード』とも深く関係していて、とっても興味深いです☆

ダイアナ・ウィン・ジョーンズの『ウィルキンズの歯と呪いの魔法』は、彼女の初期の子ども向けファンタジー*(びっくり2)*

ジェスとフランクの姉弟が、おこずかい稼ぎのために始めた「仕返し有限会社」。
でも、二人のもとに舞い込む依頼はお金にならないへんてこで変わったものばかり。
ある日魔女に仕返しして欲しいという二人の女の子がやってきて…

彼女の作品は奇想天外な展開が好きです☆

あと、登場する子ども達がけっして”いい子”ばかりじゃないってところが他のファンタジー物と違っていて面白い♪

お父さんが寄宿学校のようなことをやっていたとかで、彼女自身がたくさんの子どもを見てきただけに、すっごく子どもたちがリアルなんです!

弱さとか誘惑を克服して成長するっていうお決まりの子ども向け作品と違って(それはそれで面白いけど☆)、自分勝手で、わがままいっぱいの小悪魔たちがところ狭しと駆け回ってる♪

連休中は他に梨木香歩さんの作品をいくつか読んでいます。

こちらはじんわりと涙し、温かさがふんわりと包み込む物語が多いです☆

連休もあと少し。
洗濯物も干したし、今日ものんびり過ごします♪