今日12月11日は私のバースデー。
遠出してお祭りを見に行くことも考えたが、結局我が家の三階のベランダで夫婦二人のみのワインパーティーとなった。
おととしの誕生日は、東京一安い居酒屋との異名をとる「一休」で、バースデー用に特別にフリーで供される焼酎ボトルを仲立ちに、やはり夫のみと、二人だけの誕生パーティーをひっそりと楽しんだものだ。吉祥寺のブランチだったが、窓の外は雨、客も閑散として、隅のテーブルで気心の知れた相棒と無理に会話を交わすでもなく、ツーカーの沈黙のなか傾けるグラスのみが回数を増やし、とてもリラックスした静謐の時間を過ごすことができた。
今日は日曜で、しかもフルムーン。
オープンスペースのベランダから、椰子の葉越しに見上げる煌々たる白月の美しいこと、何はなくともこの月だけでワインの格好の肴になった。
私の好物の白ワインの銘柄は辛口のフォーシーズン。フランス外資との合弁だけに、シックな舌触り、スラという太陽のシンボルラベルの銘柄は少しスパークリングが入った甘口で、こちらもおいしいが、もっと大人の抑えた味だ。赤も、フォーシーズンのほうがおいしい。
今月はイヴと大年にもワインで乾杯するので、月四度、2000ルピー以上の散財だ。日本円にして三千円ちょっとだが、物価が日本の7-8分の1のインドでは贅沢ということになる。
私の誕生月でもあることだし、大目に見よう。
久々に屋上に上がって、高い空に煌々と瞬く銀白の満月の美麗さに感動した。ずっと上方にきらめいているのは木星、その下方に瞬いているのは水星だろうか。中間にかすかなきらめきを発している星は?
月と三つの星を見上げ、冬の清涼な夜気を伝って届く潮騒に耳を澄ませる。
いい誕生日になった。
遠出してお祭りを見に行くことも考えたが、結局我が家の三階のベランダで夫婦二人のみのワインパーティーとなった。
おととしの誕生日は、東京一安い居酒屋との異名をとる「一休」で、バースデー用に特別にフリーで供される焼酎ボトルを仲立ちに、やはり夫のみと、二人だけの誕生パーティーをひっそりと楽しんだものだ。吉祥寺のブランチだったが、窓の外は雨、客も閑散として、隅のテーブルで気心の知れた相棒と無理に会話を交わすでもなく、ツーカーの沈黙のなか傾けるグラスのみが回数を増やし、とてもリラックスした静謐の時間を過ごすことができた。
今日は日曜で、しかもフルムーン。
オープンスペースのベランダから、椰子の葉越しに見上げる煌々たる白月の美しいこと、何はなくともこの月だけでワインの格好の肴になった。
私の好物の白ワインの銘柄は辛口のフォーシーズン。フランス外資との合弁だけに、シックな舌触り、スラという太陽のシンボルラベルの銘柄は少しスパークリングが入った甘口で、こちらもおいしいが、もっと大人の抑えた味だ。赤も、フォーシーズンのほうがおいしい。
今月はイヴと大年にもワインで乾杯するので、月四度、2000ルピー以上の散財だ。日本円にして三千円ちょっとだが、物価が日本の7-8分の1のインドでは贅沢ということになる。
私の誕生月でもあることだし、大目に見よう。
久々に屋上に上がって、高い空に煌々と瞬く銀白の満月の美麗さに感動した。ずっと上方にきらめいているのは木星、その下方に瞬いているのは水星だろうか。中間にかすかなきらめきを発している星は?
月と三つの星を見上げ、冬の清涼な夜気を伝って届く潮騒に耳を澄ませる。
いい誕生日になった。