30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

ニンニクを3株いただいた・・・匂いと臭い

2021-06-02 | その他

本6月2日午前8時ごろに、WEBでコロナワクチン接種の予約ができた。1回目は6月中旬、2回目は3週間後の同じ曜日で7月上旬となった。いずれも自宅から近い病院を選んだ。せっかちだから、やれることはすぐにやる。

ニンニクの収穫時期。知り合いの農家から3株いただいた。感心するほど大きく立派な出来である。

30数年家庭菜園をやっているがニンニクは作ったことがない。周辺のニンニク栽培を見ていると、大きなニンニクを毎年作るのはかなり難しそうだ。出来不出来は茎を見ればすぐにわかる。太いものは大きく、細いものは小さい。たいがい茎が細いものは鱗茎が小さい。いただいたような立派なものは滅多に目にしない。

ニンニクを作らないのは、一に好みの問題に尽きる。嫌いではない。むしろ好きなほうだがあまり食べない。きついにおいが苦手だ。

ニンニクは、心地よく「匂う」ときと、不快に「臭う」ときがある。なんでもそうだが程々がよく、多く使うレシピは好きになれない。あまりににおいがきついのは「臭い」、「悪臭」と感じるときさえある。

いまはカツオのシーズン。ニンニクのスライスを添えて食べている人を見ていると目を背けがちになる。あれはうまいのだろうか。そうやって食べたことがない。

そこで昨晩はカツオのタタキを買ってきて、生ニンニクを添えて食べてみた。予想通りというか、やはりニンニクのにおいが勝ちすぎてカツオの味がしなかった。3切れだけ食べてあとはおろししょうがで食べた。包丁からまな板までニンニク臭くなって往生した。

餃子もそうだ。餃子は好きだが、これもあまりにニンニクが強すぎると敬遠する。店内がニンニクのにおいでむせるほど、店中にしみついてしまっている餃子店だってある。こちらにまでにおいが移ってしまうのではないかと心配してしまう。

菜園の近くに300本以上のニンニクを栽培しているひとがいる。農家ではない。家庭菜園でこれだけの量を作っている!
わたくしより年上で75、6歳ぐらいの本人いわく。
「健康のため毎日食べている」
その姿を想像する。そんなに精をつけてどうするのだろう。
傍らで作業をしている奥さんに尋ねた。
「奥さんも相手しているのですか」
「私もそうしています」

体内がニンニクのにおいで充満していそう。体外にしみ出しているのでは、と失礼ながらそう思ってしまう。

すべては好みの問題、とわかっていても面白い。

ふだん食べないわけではない。たまに買う。ペペロンチーノを作るのが目的だ。残りは使われることなくいつまでも野菜室に置かれる運命にある。

いただいた生ニンニクの鱗片をひとつ取って、さっそくペペロンチーノを作った。春キャベツとキヌサヤときのこを入れて。昼食はいつも麺類である。スパゲティもそのひとつ。ペペロンチーノばかりでなく、ほかのものもいつの間にかうまく作れるようになった。ただし味は毎回違う。それが持ち味。

これが春キャベツとキヌサヤときのこのペペロンチーノ


ついでに、ニンニクは使わないが、このところよく作るのが、ネギたっぷりのスパゲテイ。ネギは冬ネギしか食べないのだが、知り合いの農家から春ネギをたくさんいただいた。いつものように大量消費レシピを検索して、これならと作ってみたら、これがわたくし好みの味であった。

ネギを大量に切ってゴマ油でいためる。そこに鰹節を加える。茹でたスパゲテイを入れて、醤油と白ごまを加える。



これがネギのスパゲテイ。どうみても焼きそばだろう。たしかにそうみえる。しかし正真正銘のスパゲテイ。さっぱり食べられて好みの味である。


2021年の読書

2021年5月の読書
・続・用心棒( デイヴィッド ゴードン著、 青木 千鶴 訳・早川書房)   
・用心棒(デイヴィッド ゴードン著、青木 千鶴訳・ 早川書房)
・特捜部Q―アサドの祈り( ユッシ エーズラ・オールスン著、吉田 奈保子訳・ 早川書房)

2021年4月の読書
前月の続きで島尾敏雄の「死の棘」を読んだ。感想はといってもすぐに言葉がみあたらない。読み始めてすぐにミホの言葉がいちいち胸に深く突き刺さった。いまさらわが身を反省しても遅いのだが。「パディントン発4時50分」は若いとき読むつもりでいたのを何十年後の白髪の年寄りになったいま手に取った。

・パディントン発4時50分( アガサ クリスティー著、 松下祥子訳・ハヤカワ文庫)
・レストラン「ドイツ亭」(アネッテ・ヘス著、森内薫訳・河出書房新社)
・死の棘(島尾敏雄著・新潮文庫)

2021年3月の読書
1月の梯久美子著「サガレン」が気に入ったようだ。同氏の本を読んでみたくて代表作「狂うひと」を手に取った。これが大部だった。これを読んだら島尾敏雄の世界に入らざるを得ない。3月はもっぱら島尾敏雄であった。仕上げ?にいま「死の棘」を読んでいる。

・震洋発進(島尾敏雄著・潮出版社)
・魚雷艇学生(島尾敏雄著・新潮文庫)
・出発は遂に訪れず(島尾敏雄著・新潮文庫)
・島尾敏雄(ちくま日本文学全集)
・狂うひと-「死の棘」の妻・島尾ミホ-(梯久美子著・新潮社)

2021年2月の読書
2月はコロナ渦、花粉症、農閑期、厳寒期と重なって家にこもりがち。楽しみは、1月と同じく読書、それに全豪オープンの大坂なおみ選手のテレビ観戦だった。

・ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ著、友廣 純訳・早川書房) 
・汚れた手をそこで拭かない(芦沢 央著・文藝春秋) 
・推し、燃ゆ(宇佐見 りん著・河出書房新社)  
・インビジブル(坂上 泉著・文藝春秋)  
・心淋し川(西條 奈加著・集英社)

2021年1月の読書
コロナ渦と農閑期で読書に専念。ひと月でこれほど読むなんてと驚いている。
「サガレン」の第2部は読んでいて気持ちがいい。

・パチンコ・下( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
・パチンコ・上( ミン・ジン・リー著、池田 真紀子訳・文藝春秋)
 ・ニッケル・ボーイズ (コルソン・ホワイトヘッド著・早川書房)
・八月の銀の雪(伊与原新著・新潮社)
・窓辺のこと(石田 千著・港の人)
・サガレン(梯 久美子著・KADOKAWA)
・キリン解剖記(郡司芽久著・ナツメ社)
・アンダードッグス(  長浦 京著・ KADOKAWA)

⇒2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      
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