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せっせ、せっせ、せっせと一日歩いた

(毘沙門の滝)

肉刺は二つになったけれども、夜の針仕事が増えるだけで、歩き出してしまえば何のことはない。はずである。出掛けから降り出した雨は合羽の上下が必要なほどだった。途中で軒下を借りて完全防備に切り替える。

大日寺では雨がまだ止まなかった。奥の院の爪彫薬師堂への参って、納経印を頂いた。次の国分寺へは9.2km、せっせと歩いた。雨はすっかり止んだ。次の善楽寺へは6.6kmだが、途中に毘沙門の滝へ寄る。ここは国分寺の奥の院である。毘沙門の滝へは5.6km、そこから善楽寺へは2.9km、足せば8.5kmとなり、2kmほど余分になる。

善楽寺から竹林寺へは、さらに6.6km、登りがあるから、善楽寺の納経所のおばちゃんは2時間掛かると話した。宿から大日寺までの3.9km、竹林寺からBH土佐路たかすまでの4kmが加わる。合計で32.2kmで、正確にはこれに郵便局まで足を伸ばした約1キロのおまけがつくから、33.2kmである。お寺が4ヶ寺と奥の院が2ヶ所、これだけ巡るととても30kmは歩けないのであるが、一日何かに追われるように、せっせ、せっせ、せっせと歩いた。

クマのぷーさんには、今日も国分寺と、善楽寺の2度逢った。気があせったためか、ゆっくり話も出来ず、クマのぷーさんは予定を一日切り上げて、今日高知駅から高速バスに乗ると言って、5kmの道を歩いて行った。高速バスは舞子で下りて、今夜はもう自宅へ着いただろうか。

今日の遍路道は田んぼのあぜ道のようなところが多かった。いずれも、田植えを終え、早苗が風に揺れていた。


(花さわち)

「片雲の風に誘われて」のSさんが見た「生け花のオブジェ」、聞いてみたところ、「花さわち」と呼ばれる、高知のさわち料理にちなんで製作されたもので、花は寄せ植えだという。栽培と寄せ植えは隣の牧野植物園で引き受けていると聞いた。

「クマのぷー」さんからはさっそく自宅からコメントを頂いた。激励に漢詩を書いていただいたが、多くの文字化けがあって判読不能だった。おそらく難しい漢字が使われていたのであろう。

「そらとうみ」さんは、やはり私に向けたメッセージだったようだ。なら余計に、宿が取れないと物語りが続かない。しかし取れなかったおかげで、時間の余裕が出来て、クマのぷーさんとゆっくり歩けたともいえる。

昨日の写真であるが、遍路道から逸れて、物好きにもそばまで行ってみた。近くにカメラでたんぽぽの綿毛を狙っていたおじさんにきくと、跳ね上げ橋で、時間を決めて上げたり下ろしたりするのだそうだ。もちろん水路に舟を通すためである。その時刻表もあった。10分ほど待てば下げるところが見れたが、判ってしまえばそんなに興味があるわけではなかった。
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