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大代川土手の危うさ

(台風12号の時の大代川増水)

10日の朝、先の台風15号で動いた防災倉庫の修理のあと、班の人たちと、わが班のエリアの道路状況を見て回った。道路の改修を急ぎたい場所など、いくつか指摘がされたが、中で最も不安をかき立てたのは大代川の土手である。

土手は簡易舗装されて車も通れるほどになっている。ムサシの散歩道でしょっちゅう歩いている。今回あらためて見て歩くと、流れ側の舗装の切れ目辺りに、所々舗装の補修個所が見られた。その都度、住民からの要請で市のすぐやる課などに補修してもらったものと思われる。

一月ほど前、台風15号の跡で、一ヶ所舗装の切れ目に縦方向の穴が空き、それがどこまであるか分からないほど深く、びっくりしてすぐに補修をしていただいた。一応深い部分まで砂利を入れて塞いでもらったものの、水が流れた風でもないのに、そんなに深い穴が開くのはおかしいと思った。そういえば、川向うの舗装道路には舗装面に縦方向に幾つも割れ目が入り、割れ目を塞ぐだけの補修がなされているものの、その後割れ目が拡がっているように見えるところが目立っている。

巡回したときも、そんな疑問が出されて、現在表面的には何も感じないけれども、深いところで土手の内側に縦方向の割れ目が入って、大代川の増水の度に拡がっているのではないかとの、疑問が出された。そのまま放置すれば、増水時に、流れに土手が内側からはがされるように壊れていくことにならないであろうか。

ここは大代の谷から出てきた大代川が、東へ向かう流れから、南に大きく曲がって流れを変える要所で、土手も他所よりも厚くしてあるけれども、土手が内側から壊れて侵食され始めたら、ひとたまりもない。

大代川は昭和30年代に2度切れて、金谷の町の広い部分が浸水したと聞く。その後、川上の山中に調整ダムが出来て、堤防も補修され、その後水害は起きていない。しかし、最近の台風12号の大雨ではかなり危ういところまで水が来た。水が堤防を越えて、流れ出る水流によって、外側から浸食されて堤防が決壊するのが普通だと思っていたが、水が堤防を越えなくても、堤防が内側からくずれて決壊することも十分に考えられる。前述のような現象が、その前兆であったとすれば、次に増水したときには、かなり危ういのではないかと想像してしまう。

班としては、自治会長を通じてしかるべき役所にお願いして、とりあえず専門家による危険性の調査だけでもしていただきたいと思う。班長の仕事として早速行動してみようと思った。
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