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「万葉の森」の「曲水の宴」観れず

(不動寺竜宮門)

袋井の「源氏の里」のヒマワリを観たあと、浜北に向かった。浜北の「万葉の森」で平安時代の衣装を着たお祭りがあるという女房の情報で、メインをそのお祭り見物に置いていた。

お昼を回っていたので途中で蕎麦を食べた。手打の太い蕎麦が特徴のお店で、少し値段が高い。活気付けるためなのだろうが、お店がけっこううるさい。入り口を人が通るたびに鳴る「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」の電子音は不要である。飛び交っている中に「消費税はサービスさせて頂いております」という言葉があって、少し引っ掛かった。今はこういうお店は消費税も含めた総額表示されているから、もともとレジで消費税を上乗せされることはない。だから消費税サービスの言葉に実益がない。

浜北大橋を渡って浜松市浜北区に入ってから、「万葉の森」を探すのにさらに時間が掛かった。区内をうろうろし、2度道を聞いてようやくたどり着いた。結局、浜北大橋を渡った後、そのまま西へ真っ直ぐ進み、国道152号線に出て、約2キロメートルほど南西に進んだ右手にある不動寺というお寺の裏に「万葉の森」はあった。

不動寺の下に車を停めて、急な石段の左右に雄滝、女滝があって、現代でもそこで滝に打たれる人もいるらしい。最も今日は滝に水がない。瀑布山不動寺は「平口のお不動さん」として親しまれており、石段の途中に黄檗宗の特徴的な山門である竜宮門があった。


(曲水庭園でポーズ)

石段を登った本堂でゆっくりとお参りした。線香を買って立てたり、絵馬を見て回ったり、本堂の龍の彫刻を写真に撮ったりと、のんびりと過ごした。さて万葉の森に行こうと、本堂右手の石段を上り、曲水の宴が行われる蛇行した水路がある曲水庭園を覗くと、王朝の衣装に身を飾った人たちがぞろぞろと出てきた。なんと言うことだ。曲水の宴は今終ったところであった。もう10分早く来ていたら最後の辺りが観れたのだ。今日はあっちこっちで無駄な時間を使ってしまった。曲水庭園に残って、写真にポーズを取っている女官姿の女性たちを写真に取った。

女房はもう少し早く出てくればよかったと反省する。もっとスムースに赤い蕎麦の畑にたどり着けばよかった。食事をゆっくりしすぎた。不動寺のお参りは後回しにすればよかった。そのどれか一つが変っておれば、曲水の宴に間に合ったはずであった。最も反省すべきは「曲水の宴」の行事について、理解せずに出かけてきたことであった。「曲水の宴」の行われる時間をしっかりと調べてくればよかった。残念ではあるが、これで来年また来る理由が出来た。そう考えれば観れなかったのもラッキーと思える。
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