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銀行支店長の歓送迎会

(4月15日勝間田のお茶の新芽-今日は静岡茶市場新茶初取引)

昨日のお昼、浜松で銀行の新旧支店長の歓送迎パーティがあって出かけた。ホテルに200人近くの男たちが集まり、立食パーティ形式でパーティは進んだ。

パーティの中で5人の挨拶があった。そのうち、新旧支店長挨拶は除いて、他3人の挨拶が大変印象に残ったので書き込んでみる。

銀行顧客親睦会のS会長は、今、日の出の勢いの自動車会社の会長である。最初に挨拶をした。御歳77歳で、まだまだ意気軒昂である。開口一番、支店長の移動の情報を聞いたときは「子供の喧嘩」の真っ最中で、忙しくて歓送迎会が今日になってしまったとことわる。「子供の喧嘩」は最近終った市長選のことを指しているが、S氏のコミットの仕方からいって「子供の喧嘩」は無いだろう。しかし、S氏には新旧市長ともに自分が決めたぐらいの気持があるのだろうし、市長選を戦った候補者たちは自分の子供たちの年齢ぐらいだろうから、大方の人たちはそんな話を許してしまう。

S氏の話は続く。転勤する支店長は次の支店で6行目の支店長だそうだが、支店長を何行も経験する人に偉くなった人はいない。(おいおい何てことをいうんだ)しかし、それは今までのことで、銀行に色んなことがあって、これからは現場を良く知る人たちが重用される時代、一般会社でも現場出身の人たちをどんどん上げている。そういう意味で赴任先でもぜひ頑張って偉くなってもらいたい。(なるほど話をそう持ってきたか)

乾杯の挨拶は光関連機器メーカーの会長兼社長のH氏、御歳80歳、ペンギン歩きで、演壇に登るのにも行員が介添えをする。自覚は無くても頭のあちこちに細かな脳梗塞があり、自然治癒した結果なのだろう。しかし日頃鍛えてあるだけあって、毒舌の舌鋒に衰えは無い。

どこで誰に聞いたか忘れたが、銀行では愛想が良くて仕事をどんどん広げる支店長の後には、顧客をシビアに見て芳しくない取引先は容赦なく整理する支店長が来ると聞いた。今、御二タ方を見ていると(一呼吸置いて)そんな感じがする。まあ物事は一番最悪の想定をしておく方がよいと言うから。そんなことの無いようによろしく願います。おれのコップが無いと振り向いて、コップを受け取り、医者に止められているから自分のはウーロン茶だといい、それでは乾杯しましょう、乾杯。

中締めの挨拶をした音楽機器メーカー特別顧問のK氏、御歳77歳。「子供の喧嘩」も初めて参加したがけっこう面白い。平日の昼間に歓送迎会を良くやってくれた。(褒めているのか、文句を言っているのか)昼間のパーティだから中締めはしません。皆さん帰って仕事をしましょう。

功成り遂げた老人たちに怖いもの無しである。毒舌を言っても反感を買わないのは、老人たちの今までの実績と人徳の成せるところであろう。
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