昨日の非 正規雇用の原因は低賃金を求めての企業の途上国への日本脱出があります。日本の将来を考えない今の利益しか考え ない経営者がはびこっていることも原因でしょう。かといって、利益を上げないと企業自体が維持できなくなるので すから頭から批判するばかりでは解決にはなりそうもない。
高くなりすぎた人件費を下げるために第 3405回などで取り上げてきたワークシェアリングをもっと真剣に考え、国民も受け入れるべき でしょう。とは言いながら、今の収入が減ることには誰しも抵抗があるので進展しないのでしょうね。
そこで、良く言われるのが、日本のお家芸ロボット技術を活かし、人件費を下げ、途上国と価格競争ができ るような生産設備を作り上げることです。とは言いながらも、これもそれだけの設備投資のできる企業は少なそ うです。
と思って いたら、この部屋でも何度か取り上げた太陽電池のソーラーフロンティアがそんな工場を作り上げているようです。 日本の太陽電池の企業では頑張っているなとは思ってましたが、これは期待できそうですね。
MONOist(モノ イスト)より 2013年09月13日
働 くロボットの森――ソーラーフロンティア、量産効率で勝つ21世紀型国内工場の姿 (1/5)
大量生産モ デルでは日本の製造現場は中国やASEANに勝てない――。そんな通説 に真っ向から挑んでいる太陽電池メーカーがある。ソーラーフロンティア宮崎第3工場(国富工場)だ。ロボッ ト化と人手によるバランスを追求した新たな国内工場の姿を小寺信良がお伝えする。 [小寺信 良,MONOist]…中略
大量生 産で日本が勝つ
日本のモノ づくりにおいては、日々の「カイゼン」が求められる。その多くは人的プロセスの最適化という側面が強いが、完全 自動化を実現した工場だからといって、日々のカイゼンがなくなるわけではない。
自動で動く 機械であっても、それが自動で動き続けるようになるというのは、実は大変な調整が必要である。動いたら動いた で、他の機械とのタイミングのズレ、摩耗、劣化、変形、過負荷、電気系統のトラブルなど、いつか必ずどこかが故 障する。メンテナンス以外に、リスクマネジメントも必要だ。
そしてまと もに動いた後で、初めてその中でどうやってパフォーマンスを上げていくかという話になる。機械に待ち時間が発生 したら、どこにボトルネックがあるのか。その時間はどうやったら詰められるのか。5秒間に1枚というペースで製造を行っていても、まだまだパフォーマンスが上げ られる余地があるという。
新世代の太 陽電池製造とは、例え人件費が高くても、日本人がノウハウを持っている以上、日本で作る以外に考えられないタイ プのモノづくりである。大量生産で日本が勝つという、もう過去数十年なかった展開がありうる分野なのだ。
装置産 業の太陽電池は価格競争に陥って世界的に倒産が増えていますが、こういう企業が日本にあるとこは嬉しいですね。 是非頑張って世界のトップシェアになってもらいたいものです。
面白いこともやっているようです。
ソー ラーフロンティア 2013-09-13
(メ ディアアラート) 国内の実績ずらり!メガソーラーマップを公開
全国45か所、100MW分のメガソーラープロジェクトを掲載
【東京-2013年9月13日】-ソーラーフロンティア株式会社(社長:玉井裕人、本 社:東京都港区台場2-3-2、以下:ソーラーフロンティア)は、2013年9月13日より同社ホームペー ジ上で、日本国内でのメガソーラー設置実績をまとめた「ソーラーフロンティアメガソーラーマップ」を公開い たしましたのでお知らせいたします。
今回公開さ れたメガソーラーマップは、ソーラーフロンティア製CIS薄膜太陽電池 モジュールが使用されているメガソーラーの一部を紹介しており、マップには北海道から鹿児島まで日本各地の 計101.8MW、45か所のメガソーラーの情報が盛り込まれています。同マップはどなたでも閲覧が可能と なっています。今後はその他のメガソーラー事例なども同マップに随時追加していく予定で、CIS薄膜太陽電 池モジュールの導入をお考えのお客様に活用していただければと考えています。
世界中の メガソーラーを見れるようになることをGoogleEarthに期待し ていたのですが、こうやってメーカーが自社のものでもやってくれるとは思ってませんでした。これは面白いで すね。全メーカーがやってくれると良いのですが、そうは行かないでしょうね。ここはやはり GoogleEarthに期待するしかないかも。
ソーラーフロンティア恐るべし!