団塊の世代のつぶやき

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サマータイム

2007年07月03日 | 日本再生

  第2842回で取り上げた日本経団連のサマータイム導入、現場から反対がおきているようです。

  サマータイム:経団連、試行的導入方針 職員から反発の声

 日本経団連の御手洗冨士夫会長が、事務局職員を対象に、8月の勤務時間を1時間繰り上げる「サマータイム」を試行的に導入する方針を明らかにしたことから、職員から反発やとまどいが起きている。

 御手洗会長が28日夕、政府の山本有二再チャレンジ担当相と懇談した際に飛び出した。山本氏が「経団連は夏の出勤時間を繰り上げると聞いている。いい話なので、安倍総理にも伝えた」と語り、会長も「政府が主体になって国民運動にしてほしい」と応じた。

 実は、まだ経団連の上層部で検討段階の話で、職員にとっては寝耳に水。今のところ職員約220人を対象に、8月の1カ月間、現在の就業時間の午前9時半~午後5時を1時間早めて午前8時半~午後4時とする案が有力だ。

 幹部職員は「プールや映画に行く時間が増える。ワークライフバランスを見直すいいチャンスだ」と理解を示すが、一般職員からは「絶対反対。朝が早くなって残業が増えるだけ」「外部との会合やセミナーも多く、職員だけ4時に帰れるのか」と反発やとまどいの声が強まる一方。…以下略 毎日新聞 2007629日 

  幹部職員が賛成で一般職員が反対というのが日本の実態を表していて面白いですね。
  
経団連というのは社団法人だそうですから会員企業からの年会費などで運営されているのだろうと思います。その職員がどういう身分かは知りませんが、少なくとも中小零細企業の社員よりは優遇された身分のような気がします。どちらかと言えば公務員に近い感覚じゃないでしょうか。9時半から5時までという就業時間を見ても好条件に思えます。
  そんな恵まれた状況にあると思われる職員でさえサマータイムの導入には残業が増えるだけとの危機感を持っているのです。これが一般の企業の社員ならもっと危機感を持つのは間違いないでしょう。
  ここは経団連の職員に頑張って反対してもらいたいものです。妙な国民運動なんて位置づけになって政府が導入したりしたら日本の悲劇です。喜ぶのは、経営者たちだけです。

全く、ばかげている!