五風十雨ならず。寒暖差の著しいこの春の天候が5月になっても定まらない。
定植を待つ幼苗も育苗ハウスの中で元気を失くしています。一日見ない間に瀕死の状態になり、急ぎ山形山に運び込みました。
にわか作りの簡易ハウスの中に苗床を並べ、カンフル剤のような栄養源を入れ水をたっぷり注ぎ、様子を見ます。
畑はカラカラ、雨が10日も降らないのです。全国的に晴れが続いているのでどこの産地も雨乞いしたい心境ではないでしょうか。
この日の米山の仕事は、苗の手当てのほか、山に植えた「木いちご(アルパインストロベリー)」が増殖したので枝を伐り、差し木づくり。昨年の花木の差し木の確認など、じっくりと手仕事が続きます。
ポットに無菌の床土を入れギュッと押さえてイチゴを差す、この繰り返しが1時間半、「床土は鹿沼土と赤玉土、※バーミキューライトを混合、この土は保水性が高くて水はけも良く、気孔がいっぱいなので酸素充分で発根がいい」と米山、「木イチゴの苗お分けします」にたくさんのお申し込みがあり、ひと鉢々元気に育てよの念を入れての作業でした。この後はいつものように畑にヌカを振り、土を肥やす作業です。
1月に受付の苗や種のお届けも始まっています。4月後半から仕事が山積の山形山です。 ※土壌改良剤で鉱物のヒル石です。