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口コミで広がった「鳥海ちゃまめ」鶴岡のアースカラー・渡辺金次さん

2014年08月18日 | やさいの生産者

 全国有機農法連絡会の生産者、鳥海山麓に渡辺さん(73=鶴岡市)の畑はあります。栽培している「※ 鳥海ちゃまめ」(鳥海山ちゃまめ)は、個人でも口コミや紹介で輪が広がり、今では400名弱の顧客が直接購入しています。

 渡辺さんの前職は生協職員。そこで働く中で、安全なものを求める思いが徐々に高まっていき、有機農業をしたいと脱サラしたのは52歳の時。だが当初は理想と現実の落差に戸惑ったそうです。

「農業は奥が深い。何から何まで知っていないとダメ。難しいことばかりで、普及所の職員や農学部の教授に訊いたとしても、わからないことの方が断然多いんです。しかも、チャンスは1年に一度きり。素人だった私は、有機を云々する以前に一丁前の作物を作るのに精一杯でしたから。」 

 約5種類の野菜の栽培を手がける中で試行錯誤を繰り返し枝豆に辿り着いて以来、栽培作物を枝豆中心に移行。やがて枝豆専門(約10品種を栽培)の農家となり、独自ブランド「鳥海ちゃまめ」を立ち上げたアースカラーの渡辺さん。

 最初のお客さんとなった知人からの「すごく美味い」との評判を発端に、お中元などの贈答品としても売れるようになった「鳥海ちゃまめ」。「おいしさの最大の源は遺伝子でしょうね。やっぱり、よい種からはよい作物ができやすい。それから、鮮度が命。どれほど美味しいものでも日にちが経つとダメ。なので、朝採りしたものをすぐ水洗いし冷蔵庫に保存。夕方のクール便で発送しています。」

 渡辺さんが有機栽培を目指して、肥料を全て有機に切り替えたのは一昨年のこと。「今は100%有機肥料、自然農薬による栽培を目指しています。自然農薬に関しては未知の分野であり、今年挑戦中です。ただ、「有機」や「自然」を絶対視せず少し斜めに構えながらやっていきたいですね。」 (取材 中道)   
※ 種は、鶴岡地区特産のだだちゃ豆。

こんなにおいしい枝豆が野菜セットに入っています。全有連の野菜セットが人気です!
鳥海ちゃまめのギフト用は、7月頃より予約開始。お届けは、8月下旬~9月上旬です。
アースカラー渡辺さんの鳥海山ちゃまめの通販

 

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