▼京都の会員Kさんとは一月の京都集会でお会いし、十数年ぶりの再開を喜んだのですが、集会の中で、闘病中であることを聞かされ、心が沈みました。
強いストレスが要因になっていたとも話されていましたが、思えばあの当時も看護師という仕事の他に地域や組合活動など超多忙なスケジュールをこなされていたようでした。
▼その後お会いする機会を得てKさんのこれまでをお聞きしたのですが准看護師となって勤務した教会を始めとして、乳児院、障害者施設と、看護という仕事を通してさまざまな運動にも携わってこられたこと、能動的で一途なKさんの行動が患者やその家族、地域、制度をも変えていくプロセスは、聞いていて時間を忘れるほど濃密でした。その生き方を貫いているのは、「愛」だと感じました。患者や家族の深い々悩みや苦しみに寄りそい、まわりを動かして突破口を開いていく。Kさんが癌に侵されながらも、こんなにパワフルで笑顔いっぱいの人であることもそこからきているのかと思います。
▼ご自身の経験から西洋医学の限界も感じてきたKさん、医師のすすめる標準治療は拒否し、ゲルソン療法や自己免疫療法、体のゆがみを正し、血流を改善させるカイロプラクティクス療法を選びました。
免疫療法も二回目を終え、リンパ球も順調に増え「このまま治っていく」と思えるほど体が蘇えってきているそうです。
▼いただいたお手紙には、全有連が食の安全をキーとして生産者と消費者双方向の取り組みをもっと展開できるように、次の世代にも創業者の理念が継承されるように願っていると結んでありました。(ひ)