【全国有機農法連絡会 フォトニュース ブログ版】

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春は食べることが愉しい季節です。

2020年03月09日 | イベント・活動

 もう春?もうすぐ春?桜の開花予想では一番早いのは3月15日の東京の千代田区と名古屋市。山形市は去年より8日早く、平年より11日も早い4月4日となっています(日本気象協会予想・気象庁では、昨年より3日遅い4/15との予想も)。いずれにしてもこの暖冬で早いことは間違いないようです。
 私たちの野菜セットも、ぐっと春らしくなりました。三浦半島の三冨さんからは春キャベツ、熊本の大矢野有機さんからは新玉ねぎ、同じく熊本の尾崎さんからはミニトマト、愛知の渥美半島からはとても甘いセロリ、そして愛媛の無茶々園からは八朔などの柑橘類が届いています。
 冬野菜の重量感のある味わいは、内側にしっかりと蓄積していくような、受け入れていくような滋養を感じます。これに対して春はすっと体を通り抜けていくような味わい。キャベツの葉はふんわりとして、やさしい春の甘みがあり、新玉ねぎは、いわゆる「サラダ玉ねぎ」とは違い、辛味はあるのだけれど、煮るとこっくりと甘くなる。そのコクは、芽吹きの春の旬とは異なり「まだ厳しい寒さのなかで育った野菜」なんだなと思わせてくれます。庄内の阿部さんの砂丘大根や軟白ネギも、そんなニュアンスを持っていて、加熱せずとも華やかな味わいと旨味が同居している楽しい食材。ほっこりとした冬の料理にしても、食後に食べる「八朔」などの柑橘類はなんだか絶妙に美味しく感じ、体調のバランスを取ってくれているような爽快感をもたらしてくれます。この時期の野菜セットも贈り物に使いたいくらいに充実しています。
 みなさま、外出は控え目になっていると思います。もう少しの辛抱。ここは家で野菜や果物をしっかり食べて準備万端、本当の春がやってくるのを待ちませんか。

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