【全国有機農法連絡会 フォトニュース ブログ版】

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クマの出没に頭を悩ませる

2021年07月12日 | イベント・活動

 肩掛け式の草刈り機で毎日3時間、園地も広場も美しく整えられたものの体へのダメージは大きく、痛む腰が回復しない米山です。ペースダウンしたぶん、仕事も積み上がっていてあれこれ気になるところです。
 山の畑にはクマが毎日出没していて、畑仕事が収穫ゼロという事態も起きています。
 昨年イチゴがよく実り、今年は畑も広げて苗を植え、収穫を楽しみにしていたのですが、クマに知られるところとなり、根こそぎきれいに食べられてしまったのです。
 そのあとを見たら「お見事」というほかなく、四つの足跡がくっきりと残っていてイチゴの実は一つ残さず食べ尽くしていました。もしかしたら昨年500個のカボチャがそっくり盗られたという事件も、案外クマの仕業だったかもしれません。今年カボチャは断念しました。
 コリンキーは食べないだろうと下の畑に植えたのですが、36本の苗が30本抜かれていて、もてあそんだかのようにごろりと置き捨てられていました。あのサクサクとした美味しい浅漬けが今年は味わうことができないのは…、残念というほかありません。
 今年も檻を設置することにしました。
 午前10時、寒河江市役所の担当者2名と猟友会と地元の区長たちが現地調査に来ていて近隣のクマ被害も聞くことができました。回りは山里でサクランボの名産地です。
 クマも毎日来ていて、空砲で威嚇して追い払ってはいますがあとは捕獲に励むしかありません。昨年は6頭が捕獲されたようです。イノシシも頻繁に来ています。「イノシシは目が合ったら必ず突進してくる」。恐い話でした。
 天空の聖なる地、などと表現された山形山。
 筍狩りを夢見て竹林を育て、大粒の「びっくり」も実生から増やしている栗林、ここにきて自然との折り合いの難しさに直面しています。

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