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春は目の前

2020年02月24日 | くだものの生産者

 三連休の山形は日曜日に雪が降りました。ここまで伸ばされると待望ではなく、もう今さら、、、の感が強いものです。それでも雪のない街や田畑に大粒の雪が降り続け、雪が積もっていく様子は、12月に見られなかった「冬のはじまり」のようで、なんだか故郷に帰ったときと似た安堵を感じるものです。
 そんな朝のテレビ番組では「桜の開花予想」が発表されていました。「東京」の今年の開花は3月15日と平年よりも11日も早い。全国で一番早く開花するのは「横浜」で3月14日。山形のお隣「仙台」は3月27日と平年よりも2週間以上も早い。となると困るのは自然の中で栽培している農作物。バラや庭木の剪定時期があるように、果樹は樹液を吸い始めて芽が動き出す前に剪定を終わらせなくてはなりません。例年よりも急ピッチで進められています。
 奥山さんは、ラフランスとシルバーベルの剪定中。昨年、奥さんが手術をして、まだ農作業に戻れていません。「知人に応援を頼んだりするけど、こっち(お金)が結構するんだよな」と苦笑い。とはいっても待った無し。黙々と作業を進めます。さくらんぼの剪定中の阿部さんのところでは「のこぎりの刃に樹液がベトっと付いてくる、もう動き出しているな」とこちらもピッチを上げています。「この気候はちょうど福島市と同じらしいんだよ、だとすれば早くなるだけで済むという話もあるんだよ」「遅霜は怖いけど、開花時期に低温でなければ乗り切れるかもしれない」という話も。今できること、やれることはやっていこう、園地を後にしました。

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