のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

束の間のお盆

2021年08月15日 17時19分49秒 | 日常生活
今年のお盆は金、土、日の3日間でしたが、夫さんは13日、お仕事でした。お休みは14日と15日だけ。
それって普通に「週末」ですね。
と伝えると、夫さんからは
「豪雨で外にも出られんし、普通の週末以下やね。」
という回答が戻ってきました。確かに・・・。

13日の午前中は今年が初盆の親戚宅へ。
久々に会えた親族と亡くなった方々、祖母や祖父、祖父の兄弟たちについての思い出話ができて、とても楽しい時間でした。
私たち姉妹は、祖父の兄弟たちとそこまで深くは関われておらず、今年初盆の親戚宅にお邪魔したことも数えるほどしかないのですが、思い出話をしだすと、それなりにいろんな話が出てくるし、「そうだった!そうだった!」と懐かしく思うことも色々とあって、多く関わっていなくてもやっぱり「親戚」ってちゃんとつながりがある人たちなんだなぁ、と思ったのでした。

14日は大雨の中、母の誕生日プレゼントを購入しにショッピングモールへ出かけましたが、豪雨のためにショッピングモールも14時過ぎから閉店準備を始め、私たちもそそくさと帰宅しました。
そもそも今年は従弟もお盆休み直前にコロナの状況悪化を見て、帰省をとりやめたので、会えず。なんというかとても寂しい夏休みです。

小さい頃はお盆といえば、親戚一同が集まって楽しむ「バーベキュー&花火&盆踊り」が夏休みのハイライトでした。
普段は会えない従姉弟や従姉の子どもたち、伯母さんたちが昼過ぎから集まってみんなでワイワイとおしゃべりしながらバーベキューの準備を始めて、お肉を大量に食べて、お腹がいっぱいになったら一休みして、一休みしているうちにまたお腹が空いてきてお肉やスイカをつまんで、そうこうしているうちに暗くなって、ちびっこがする花火をみんなで囲んで鑑賞して、最後は地元のおじいちゃんおばあちゃんが歌う民謡で盆踊りを踊ってお菓子をもらって帰る、というこの一連の流れは、一日丸ごと非日常で溢れていて、今思い返すと、とてつもなく優しい空間だったなぁ、と胸が締め付けられる思い出です。
30人分ぐらいのお肉や野菜、おにぎりやおやつを用意するのも、その後の片付けもめちゃくちゃ大変だっただろうなぁ、と今は分かるようになったけれど、独身生活を気ままに楽しんでいた私は、大人になってもその大変さに気付かずにいました。反省・・・。あの一日が親族たちの優しさに支えられた贅沢な空間だったのか、この年にしてようやくわかるようになりました。

今はもう父方も母方も祖父母が亡くなってしまい、なかなか「みんなで集まる」機会がなくなってしまいました。そのうえ、コロナでますます集まりにくくなってしまって、親族宅に行くのもちょっと、いえ、かなり遠慮してしまうように。
15日は実家でお盆の法要でした。
幸い、私たち姉妹は結婚後も実家から徒歩圏内のところに住んでいるため、お盆の法要に子どもたちと参加でき、お坊さんからは
「こんなに集まってくれて、ありがたいですねぇ。小さい子がいると、ほっとします。」
と言ってもらえました。やはりコロナと大雨のため、今年は老夫婦のみで法要を行う家庭が多いそうです。

なんだか。
なんだかとても寂しい夏休みです。